子供なら問題ない。
 部活もあるし、初心者子供向け卓球教室は結構ある。
 問題なのは、大人になってから始める場合だ。
 まず、初心者歓迎のサークルは皆無である。特に男性には厳しい。(なぜか女性なら初心者可なのだ)
 テニス教室のようなイメージで探すと、卓球教室というのはあまりない。
 あっても初心者には敷居が高い。
 テニス教室も通っていたことがあるのでテニスと卓球の違いが分かるのだが、テニスは初心者同士が最初から打ち合ったり、レベルが違う人同士が練習することはあまりない。コーチが球出しをして、生徒が順番に打ち返す練習が基本なのだ。フォア バックのストロークからはじまりボレー、ロビングなどに進む。生徒同士で打ち合うようになるのはダブルスの練習をするようになってからだ。ダブルスもポジショニングの練習が基本で、これがきちんとできるようになってテニスっぽい動きを身につけたことになる。卓球はラリーを続けることが練習の一つになっているが、テニスにはそのような考え方はない(と思う)
 卓球教室と名乗っていても、初心者が対象とは限らないのだ。そういった卓球教室に間違って参加してしまうと、いきなり生徒同士で打ち合う羽目になって恐縮する羽目になる。

 ではどのようにして参加する教室を探すのかというと、県や市が発行している広報誌を隅々まで見るのだ。年に何回か健康とかスポーツの欄で募集しているはずだ。こういった教室は価格も安い。私が以前参加していたのは基本週1回半年間で¥5000だった。平日開催が多いので、私のように平日休みの人間には向いている。

  もし見つからなければ、大きなショッピングセンターに入っているカルチャークラブのようなところを探してもいいかもしれない。少し料金は高いが初心者向けのコースがある。
 それもなければ、気の合う仲間と手探りでやるしかない。私も高校生の時卓球部員でもないのに卓球をしていたとき、同じような仲間と卓球入門書を片手にあれこれ練習したものだ。いまならインターネット経由でいくらでも動画があるので、とりあえずラリーが続くくらいまでは何とか頑張って欲しい。

 こうした卓球教室を通して1年くらいたてば、フォアとバックのラリーは出来るようになっているはずだ。 卓球歴が長くとも、ラリーを続けることが楽しいというレベルの人も多いので、そういった人はそのまま卓球教室を続けても良いし、上のクラスがあるのなら進んでも良い。お金があれば個人教室を2,3回受けても良いかもしれない。(1回5000円くらいだ)