ラケットも購入し教室にも入会できたあなた、最初はどんな練習をすれば良いのだろうか。
 WRM(ワールドラバーマーケット)で推奨しているように、感覚を鍛える練習をするのも良いが、ここは私が卓球にはまるきっかけになった練習をおすすめしたい。
 題を付けるなら、「フォームが合っていたら強く打っても台に収まることを知る」であろうか。それとも「まず強く打つ快感を覚えろ」か。

 教えてくれたのは卓球教室の先生。
 ①ボールの位置によって手首や肘を動かさない
   高い球が来ても低い球が来ても手首で調整しないで、体を動かしてベスト位置で打つ
 ②肘を腰の高さにして90度くらいに曲げて構え、打ち終わったら顔の正面か反対側の耳辺りにラケットが来るようにする
 ③最初はスタンスとか、下半身の使い方とか、腰を回すとか難しいことは言わない
 ④極端なことを言えば②のように前腕を動かすだけで打つ事が出来る
 ⑤以上が出来ていれば、力一杯打ち込んでも台に入るはず

 実際教わったとおりにラケットを動かし、思いっきり打ち込んでみたらバシバシと台に入る。そしてその打球感の気持ちの良いこと。ラバーがハモンドだったのが良かったのかもしれないが、耳に入るいい音と手に響くいい感覚が5感を刺激して、練習初日にして卓球が好きになった。
 軽く打っても弾んでネットを越えることを覚える、という練習もあるが、強く打っても角度が狂わなければ台に収まる、という練習方法の方が楽しいと思う。
 
 この基本にプラスして、打つ瞬間腰を前にだすとか、踏み込むようにして右足から左足に重心を移すとか、一撃必殺のスマッシュ練習が多かったのだが、緩いラリーを延々続けるより何倍も楽しい練習であった。まあ、5分も続けると息が上がって汗だくになるのだが。

 とにかくスイングは鋭くコンパクトに。

 この先生に教わったことが、その後の練習の中で何度も立ち返る原点になっている。