卓球迷宮地下1階

~貼ったり はがしたり また貼ったり~

2018年04月

 最近メインで使っていたアルバxQ3,Ultimate2xキョウヒョウ2はどちらも打球感やあれやこれやが気に入っていたのだが、自分の技術力では背伸びしすぎではと考えていた。
 アルバに貼ったヴェガアジアDFで下回転打ちをすると、Q3よりも簡単に入る気がする。
 またUltimate2に貼ったマントラSも同様で、キョウヒョウ2よりも扱いやすい。

 そうしたことからアルバに両面ヴェガアジアDF、Ultimate2に両面マントラSを貼ってみた。

 本日やっと試せたのだが、結果は今ひとつ。
 どうも粘着や硬めのラバーを使っていたため擦り気味に打つ癖が付いていたらしく、軟らかいラバーだと上手く回転がかけられない。それはヴェガアジアDFを使用した時顕著に感じた。
 まだマントラSの方がキュッとかける感覚があるが、弾き出す力が強くオーバーしがちで、弧線が安定しない。
 自分に合ったラバーなど無く、ラバーに自分を合わせるそうだからこれに慣れなくてはならないのかもしれない。
 実際ブロックはしやすく守備に回ったときは好感触で、何ら問題は無いのだ。
 
 練習の最後で試しにカルテットLFCxオメガツアーDFを使ってみた。
 なんと下回転をかけやすい事よ!
 そしてなんと下回転打ちドライブの打ちやすい事よ!
 バック面のプラクソン400は今ひとつだったが・・

 安定を取るか威力を取るか。
 全てにおいて万能な用具など無い。
 
 ただ、やっぱり、両面ヴェガアジアDFはやり過ぎだったかなと、そう思わざるを得ない。

 初心に返って基本的技術の習得ラケットを組んだつもりだったのだが、早くも挫折してしまった。

 新たに買ったヴェガアジアDFを剥がすのは忍びないので、バック面で使おうとは思うのだが、色が黒なのだ。
 よってQ3黒に戻すことも出来ない。
 
 国際卓球GWセールに参加する前に分かっていればなあ・・。
 

  
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 楽しみにしていたGWセールが始まり、高田馬場へ早朝から向かった。
 10時前に国際卓球前に着いたところ人影がまばらなため、3日目にもなると空いているのかと思いきや、多少開店を早めたようで店内は客でぎっしり。

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 この時期に特徴的なのは新入部員とその家族がラケットとラバー一式を買いに来ていること。
 ある程度指定があるらしく配られたプリントを持っている親御さんもいた。
 国際卓球は積極的に接客をするので冷やかしでは済まされない雰囲気がある。
 とりあえずアンドロのソックスを袋に入れて、後はラバーを眺める。
 確かにお買い得だが新しいラバーを買ったばかりなので買う物は無い。
 そうはいってもせっかくだからとGTT40とTSPの活性炭保護シートを購入。
 3000円超えたのでくじを一回引き保護シートをゲット。
 ここで国際卓球を後にする。
 
 次の目的地はWRMだが開店まで30分以上有る。
 念のため入り口を見に行ったがさすがに誰もいない。
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 さて空いた時間どうしようかと考えていたらリンさんからのツイートでもうすぐ到着するとのこと。
 それならと待っていたら程なくリンさん登場。
 2人で色々喋っていたらスタッフの小川単さんが出社してきたので挨拶して一緒に店の入り口へ上がる。
 そうこうしているとぐっちいさんも登場しテンションも上がる。
 気がつけば後ろに10人くらい並んでいた。

 開店一番乗りしてB品コーナをチェックするがほとんど無い。
 これは想定内なので後は小川さんに近況報告をする。
 混んでいるので時間も無く、早口で一方的にまくし立てて何とか言いたいことは伝え、お土産に持ってきたカレンダーも無事手渡し。
 水星2ブルースポンジと妻に頼まれたアンドロのウェアを購入しリンさんと店を出る。
 
 その後もう一度国際卓球に戻り娘の卓球用パンツを購入し無事終了。
 
 たいしたものを買ったわけでは無いが、リンさんとも話せたし、久し振りに小川さんとも話せたので満足したのであった。 
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 何か色々分かってきちゃったなあ。
 いつも同じ人と練習していたり、明らかに自分より上手では無い人と練習していると、思い切り打つ機会が多かったり、思い切って回転をかけたりかけなかったり、つまりは余裕を持って打てるので、あれこれ用具を試そうって気になるんだよね。例えばそれがトップ選手向けであろうが極端な性能のラバーであろうが、その用具をじっくり味わう心理的余裕があるわけだ。
 ところが自分より明らかに上手な人と練習したりゲームをすると、強打をする機会など無いし、たまに打っても失敗するし、むしろ性能の高くないラバー、コントロール重視の用具の方が良く思えてくるわけだ。
 どちらか一方の条件下のみで練習していればむしろ迷いも無いわけだけど、前者がほとんどでたまに後者というパターンだと、色々用具を試してある程度固定して結局それを自己否定して安定を求めて、みたいな繰り返しになる。
 気持ちよく打てる用具と自分の力が最大限発揮できる用具が一致していれば良いのだけど、むしろそれを求めるべきなのだろうけど、それがなかなか難しく今まさに彷徨っている最中なんだよね。
 具体的に言えば最近ずっとアルバにQ3を使っていて、メーカーの説明ではQ3はトップ選手向けらしいんだけど、Q3の粘着っぽいところが気に入っていて何の不満も無かったんだけど、急に安定を求める気になって以前使っていたテナジー25FXに貼り替えたらあまりの打球感の違いからまともに打てなくなるという、何かこういう繰り返しをいつまで続けるのか不安になるというか。
 テナジー25FXも4時間くらい打ったらだいぶ安定してきたんだけど、サーブや軽打では思ったより弾んでコントロールが難しく、よく以前はこれを使っていたなと感心する有様。
 キョウヒョウネオ2を使っていたら、ゆうさんから修行かと突っ込まれたけど、もう修行でも良いから粘着で突っ走ろうかなとか、それなら何の粘着が良いのか。木星2ブルーか水星2ブルースポンジかアポロ5かキョウヒョウ8ブルースポンジかノーマルキョウヒョウ2かVictasの02も良さそうだとか際限が無い。
 卓球が上手になりたい気持ちは間違いなくあるので、早いとこある程度固定化したいがそれがなかなか出来なくてここでこうして世迷い言を書き殴っているわけだ。
 などとネチネチ書いて1日熟成させていたらチャパリータ導師が私の心の迷いを知っているかのような記事を書いていた。

 問い : 卓球をする目的は何か?
 答え : 楽しむため≧上手になるため>>>勝つため

 さてアルバにQ3を貼り直すとしよう。
 
  
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 いつも卓球ばかりなのでたまには出かけようと、妻と2人で一番近い観光地川越へ。
 川越は美味しいものがたくさん売っているところなので朝ご飯は軽めに抑えた。
 久し振りに訪れた川越は新しい店が増えていたり、今までに無い発見があったり、いつ来ても楽しい場所である。 
  まずは軽く芋餡団子、紫芋まんじゅうを食し、駄菓子横町へ。
 川越





 いつも売り切れていた手作り納豆を購入し、その後亀屋で定番のどら焼き、亀ドラを食べる。
亀ドラ






 暑いのでアイスも食べたかったが、昼飯を考え我慢。
 
 初めて入ったごまの専門店で金ゴマを買い、ぶらぶら本川越駅方面へ。
 ここで妻から近辺に卓球ショップはないかと嬉しい申し出があり、実は事前に調べていた弘武堂スポーツ店を目指す。

 弘武堂スポーツ 














弘武堂2















 学販メインで卓球は片手間かと不安になったが、表の案内を見る限り卓球に力を入れているようだ。
 中に入ると入り口にVICTASの新しいユニフォームがあったり、卓球選手の大きなポスターがあり安心する。
 店内は広くはないものの剣道着など武道関連と卓球関連が主な取り扱いのようで、なかなか変わった構成だ。
 
 肝心の卓球用品だが、一目見てやる気を感じる売り場で、よくある新入部員目当ての店とは異なる。
 ラバーの一種類一種類に手書きのPOPが取り付けられ価格もきちんと表示。テナジーからコントロール系まで幅広く取りそろえ、バタフライの旧パッケージはさらに20%引きの文字が。テナジー25FXもあったのだが、ここは我慢。
 商品入れ替えのためお買い得カゴ があり、早速のぞいてみるとガルゼなど廃番品に混じってプラクソン400やヴァルモの姿が・・・。人気が無いのか廃番間近なのか。
 ほとんどの商品は定価から20%引きのイメージで、ものによってはもっと安いのもあった。
 そういえば今気になっているラウンデルのハードタイプ旧パッケージがお安く売っていたので買いそうになったが、給料日前でもあるしここは我慢。
 
 その後喜多院まで歩き、お気に入りの武蔵野うどん 真打ち で待望の昼ご飯。
 ここの肉汁つけうどん(ゴマ)は最高に美味しいのだが、期間限定の冷やしゴマつけうどんも旨そうだった。実際妻の頼んだ冷やしの方を一口もらったが、今思い出してもよだれが出てくる。
 写真は暖かい方。
 川越2














 硬くて腰のある麺に、ゴマたっぷり豚肉たっぷりネギたっぷりの最強肉汁。
 そしてさらに定番のかき揚げ・・
 川越3















 これで160円は安いでしょ。
 
 終わり。

 
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 ナルコ御大の記事に卓球王国のゆうさんがコメントしたときから、何となくこの日がくるのを予想していた。
 前回のはじめちゃん講習会に続くビッグイベントが深川スポーツセンターにて開催されたのだ。
 ゲストがゆうさんならそりゃみんな参加したいでしょ。
 今回は場所が東京都内ということもあり、近郊メンバーがほぼ全員集合。
 場所と日時の調整は敏腕会長のしろーとさんが粘り強くやってくれてありがたい限りである。しろーと会長が就職して忙しくなったらこの会の運営は途端に怪しくなるなと思っている。
 
 午前中つじまるさんと練習してへばっていた私は山手線で休息を取り、一度場所を確認した後マックで一服。再度深川スポーツセンターを訪問してシステムを確認。リンさんと中川さんの到着を待って3階の卓球場へ。
 最近になってTwitterグループメッセージ上にゆうさんの気配が無く、もしかしたら偽物かもと失礼な発言をしたことをここでお詫びしておく。

 深川スポーツセンターは初めての利用だが綺麗な場所で、受付の方も感じの良い方であった。

 3人で軽く練習していると続々とメンバーが集まり、そうこうしている内にゆうさんも登場。
 想像していたよりも大きな人で、独特のオーラがあった。
 軽くウォーミングアップのラリーをしている時、硬そうなラバーですねと言われ、キョウヒョウネオ2を(扱えないのに)貼っていた私はドキッとしてしまったことを告白しておく。
 何故そう思ったのか質問すると、スイングの割には飛んでこないからとの事。
 私の目には相当上手な人に見えたが、ご自身ではそうは思っていないようだった。
 もし私が上手だったらもっと色々積極的に話しかけたり練習を持ちかけたり出来るのだが、ただただミスをしないように打つのが精一杯で、あっという間に終わってしまった。

 いんでぺさんは、最初誰だか他のメンバーも分からず、おそるおそる聞きに行ったらイメチェンをした「いんでぺさん」であることが分かり、逆に何故分からなかったのか皆で不思議がる一幕があった。
 メンバー一番の強打者と噂の球を是非とも受けなくてはと使命感にかられ、ずうずうしくもお願いしてブロックさせてもらった。ろくに返せない私を見るに見かねて横で見ていたゆうさんが色々アドバイスをしてくださり、これもまた良い思い出となった。弾まない粘着なのにオーバーすると相談したら、硬い粘着でブロックはコントロールが定まらず難しいとのこと。よく覚えておこう。

 ナルコ御大とは半年ぶりくらいだが2回目にしてようやく打ち解けた感じで嬉しかった。
 ブロックぐらいなら出来るだろうと打ち込んでもらったが、マシだと思っていたフォアブロックも全く出来ず、申し訳ない思いでいっぱいであった。もっと上手になりたいものだ。

 SHUNさんとも初対面だったが「さあ打ちましょう」というところでローテーションとなり、一度も打てずじまいであった。卓球教室のコーチをしている方から無料で教えてもらえそうな雰囲気だったのに惜しいことをした。

 リンさんやしろーとさん、つじまるさん、立野Bさんとは何度も練習をしているのであまり緊張していないつもりだが、いつもにもましてミスが多く、毎回のようにしろーとさんから猫パンチだとご指導頂いた。


 中川さんは気の良い青年で、人見知りの私でも話しかけやすかった。今回の飲み会には参加できず残念そうであった。

 初対面の時はインパクトの強かったはつしさんの髭面もすっかり見慣れてしまったが、今回は一度も打つ事が出来なかった。持ち帰りの仕事があるにも関わらず終電を逃したようで皆で(ちょっと)心配していた。
 
 練習の最後に団体戦となり、私とつじまるさんがペアを組み、いんでぺさんとゆうさんという豪華メンバーとダブルスで試合をした。
 一点も取れない予感がしていたが、何点かは取れたのは存外の喜びである。キョウヒョウでの下回転サーブが結構効いていたようなそうでも無いような・・・・。
 
 
 練習後は立野Bさんが予約してくれた飲み屋で打ち上げ。
 私は遠慮して端っこに座るはずがゆうさんの目の前という絶好のポジションに。
 待ちに待ったビールを飲みながら、おっさん特有の鈍感力を駆使してゆうさんにあれこれと質問したり持論をクドクド話したり、練習では隅っこで小さくなっていたのに飲み屋では途端に喋り始める単なる酔っ払いと化していた。
 中国ラバーの話、試打動画の話、別冊卓球グッズの話、スポンサーの話、テナジーの話、ヴァルモとライガンの話、樊 振東と張本の話、などなど興味深い内容が盛りだくさんだった。
 あるラバーに対して低い評価をしていたので、「それはあなたの打ち方に依るものなのでは?」と失礼なことを聞いたら「たくさんの用具を試打してきた経験による評価です」と言われたことが印象深い。
 別冊卓球グッズは2015年版が面白かったと伝えたら、あれが一番好き勝手やったそうで、それだけに各方面から色々文句を言われたらしい。やはりそれだけの熱量を持ってやったからこそ読者に伝わるものがあったのだと納得した。

 

 親しくしたいと思っていたナルコ御大とも会話が出来たし、ゆうさんにお土産のカレンダーも渡せたし、何より練習も飲み会も楽しかった。一生のうちに何度も無いであろうハレの日であった。
 終電の関係で一足先に店を出なくてはならなかったことが残念でしかたがなかった。
 家に帰ってからも興奮状態が続き、ずっと余韻に浸っていた。
 投稿された自分の打っている姿を見るまでは・・・・・・・。
 
 
 
  
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 「ピンポン」というマンガがある。
 言わずと知れた松本大洋の傑作卓球マンガだ。
 卓球を知らなくとも、卓球に興味が無くとも、純粋に漫画として面白い。
 他に卓球漫画というと少年ラケットくらいしか思いつかない。
 どんなに卓球に詳しい人が書いたとしても、絵とストーリーと演出が優れていなければ人気は出ない。
 残念ながら私には絵もコマ割りもできない。
 せめてストーリーだけでも協力できないかと色々考えた。
 真面目に書き始めてしまったが妄想なので予めお詫びしておく。

 ①卓道ブルース
 何とか最底辺の高校に潜り込んだ主人公は偶然卓球部に入部。最初の部活動の日部室へのドアを開けるとたばこの煙が充満しており床には日本酒の瓶が散乱している。そして花札や麻雀に興じるリーゼントやパンチパーマ、剃り込み角刈りの先輩達。卓球部とは名ばかりで不良のたまり場と化していたのだ。特に卓球に興味の無かった主人公はすっかり染まってしまい、シンナーを吸ったり女生徒を連れ込んだり好き放題。そして1年後元々喧嘩も強く少林寺拳法の使い手でもあった主人公は頭角を現し次期部長候補ナンバーワンの存在に。卓球の練習試合と称して近隣の高校を制圧していく主人公の手には、返り血で真っ赤に染まった鉛のピンポン球と鋼鉄製ラケットがあった。
 乱闘事件で警察に追われ、盗んだバイクでパトカーと白バイ数十台を振り切った主人公だが、最後はカーブを曲がりきれずガードレールに衝突。壮絶な最期を遂げる。
 最初から最後まで全く卓球をしない異色の卓球漫画。

 ②卓球狂の詩
 全日本に出場した選手を丁寧に描く1話完結の連作

 第1話・鋼のブル
 ひ弱な体で馬鹿にされていた実業団所属の卓球選手 ブル。ふと目にした通販で筋トレマシーンを購入。
 みるみるうちに鍛え上げて鋼の体を手に入れる。
 ところが卓球の練習をしていなかったので連戦連敗。
 苦しむブルだがついに必勝法をあみだす。
 ネットより高い球は全て全力でスイングし、プラスチック球をたたき割るという荒技、ジャコビニスマッシュ。
 何度も何度も試合が中断され、対戦相手が根負けして棄権するという前代未聞の試合内容で、次々と強敵を撃破。
 全日本予選を駆け上がる。

 第2話・下町の帝王
 ドヤ街に流れ着いた若者 明。ふとしたきっかけで卓球コーチの目にとまり手ほどきを受ける。けんかっ早い明はヤクザの抗争に巻き込まれ少年院へ。更生の目的で行われている院内卓球大会でライバル達と死闘を繰り広げる。出所後は真面目に卓球に取り組み、超人的な反射神経から繰り出されるトリプルクロスカウンターを武器に全日本大会出場を果たす。だが度重なる激闘により明の体は限界を超えていたのであった。

 第3話・寝業師-卓馬
 勝負は試合前から始まっている・・。そう公言してはばからない卓馬は、ありとあらゆる方法を使い試合前から対戦相手に揺さぶりをかける。酒 金 女、利用できるものは何でも利用し、戦意喪失した相手は自ら敗れ去っていくのだ。唯一揺さぶりの効かなかったライバルを偽違反用具疑惑の罠にはめ、ついに栄光の舞台へ。

 第4話・バッカスの剣
 酔えば酔うほど強くなる剣隼人。だが勝利の秘密はそれだけでは無い。ラケットのグリップに仕込まれた高濃度アルコールをラバーに染みこませ、スイングの度に気体として周囲に振りまく。気がつかないうちに酩酊状態に陥る対戦相手と審判。長引けば長引くほど剣のラケット捌きは冴え渡るのだった。

 第5話・卓球の神
 そしてついに4人が全日本準決勝で激突。
 勝利は誰の手に・・・・?
 



 ③第3卓球部
 憧れの卓球強豪高校に入部したものの、未経験者は2軍以下の3軍に所属。コーチも卓球台もピンポン球さえなく、やる気を失った先輩部員達が無気力に素振りをしている最悪の環境。そして経費削減から3軍の解散命令が出され卓球部から追い出されることに。なんやかやあって2軍対3軍の争いになり、負けた方が全員退部という条件で試合をすることに。勝ち目のない戦いにあきらめ顔の同級生達も、主人公の限界を超えた特訓に影響されて1人また1人と地獄の猛練習に参加。ついに3軍の先輩達も重い腰を上げて一致団結。市内の健康卓球教室に全員で申し込み、くせ者揃いの老人卓球家達から様々な技を教わり、実力を上げていく。
 そして運命の対抗試合が始まる・・・

 ④80年代風ラブコメ
 相思相愛の拓とみゆきはミックスダブルスを組むほど仲が良い。
 ところが2人で入学した高校には女子卓球部のみで男子は無い。しかも部員は全寮制。
 一計を案じた2人は、拓を女装させて女子卓球部員と偽り入部することに。
 こうしてはらはらどきどきの、何か疲れてどうでも良くなってきたのでこれで終わり。




 
 
  
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 いつも使用している武蔵野市民体育館が休みのため、本来なら練習日ではないのだが、とある理由から無性に練習がしたかった私はつじまる師匠にお願いして予定を空けてもらった。
 吉祥寺で美味しいものを食べ、卓球トークをし、練習で汗を流す。
 たとえ前陣張り付き専用卓球場のバグースしか当てが無かったとしても・・・。

 まずは昼飯。
 学生時代何度もお世話になった洋食屋のらすぷーるでランチを食す。
 味は・・・・残念ながら話に夢中であまり覚えていない。多分美味しかったはず。

 12時の開店とほぼ同時にバグースへ。
 夕方から有る卓log会の練習に備えて用具の調整をするのが目的の一つなので、いつもにも増してラケットを持ち込む。おかげで3泊くらいできそうなリュックサックがぱんぱんで重いことこの上ない。
 まずは最近お気に入りのUltimateOffensive2 キョウヒョウネオ2 アグリットでウォーミングアップ。
 薄暗い中での練習だが、慣れればどうって事は無い。
 続いてスワット エアロックM ヘキサーピップスプラス。
 バック表は久し振りだが、使いこなせるはずも無くすぐにチェンジ。
 次はC17 金力度 ニューアンチスピン。
 このニューアンチスピンは本当に久し振りに貼ったのだが、表面がべたべたしていてアンチとは思えない。打てば割と普通に打てて、回転の影響もしっかり受けるのであまり意味が無い。
 これもすぐにチェンジ。
 次は神龍木単板シェーク キョウヒョウ8ブルースポンジ クレオ一枚。
 これはなかなか良かったが、狭い場所なので出来ることには限界があり、何度か打ってすぐチェンジ。
 博 両面プラクソンはあまり使わず。
 
 こうして書くとあまり打っていないようだが、2時間みっちりほぼ休み無く打ち続け、すでに汗だく状態。 ビールが恋しくなるがまだ飲んではならぬ。
 すっかり満足してしまい、このまま帰っても良い気がしてきたが、メインイベントが後ろに控えている。
 つじまる師匠と珈琲屋で一休みしながらトークの続き。

 お忙しい師匠と一旦別れ、次の目的地へと向かうのであった。
 続く。
 
  
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 両面ヴェンタススピードを貼ったOSP UltimateIIは、あまりのスピードに打った自分が驚くほどで、これは全く手に負えないと早々に敗北宣言をしたままクローゼットにしまわれていたのだった。
 今回はこのラケットを復活させるべく、フォア面キョウヒョウNEO2を貼り、バック面は回転影響が少なくスピードもそこそこで重量がとても軽いアグリットを貼った。
 軽く球突きをすると、弾まないどころかラケットに張り付いたままである。
 無理矢理振るとラバー表面を転がってようやく宙に浮く有様。
 キョウヒョウ2はなんだか気になるラバーで何度も購入しているのだが、相変わらずの強粘着だ。
 相対的にアグリットはポンポンとよく弾む。バックの方がまだ決定力のある自分にはぴったりである。

 本日は妻と2時間の練習。
 最初はウォーミングアップ代わりのフォア打ち。
 ラケットは木材なのだが特殊素材並に弾むので(と思っている)、普段なら弾まない粘着ラバーに敏感な妻も、何も文句を言わないくらいのスピードが出せる。
 その代わり硬いラバーなので自分の技術ではコントロールが悪い。
 これは慣れるしか無いであろう。

 バック面のアグリットは予想通りの打球感、スピードで特別良くもないが悪くもない。
 軟らかく食い込ませて弾き出すとなかなかの威力を出せる。
 そのかわり少しでも打点が落ちると難しい。

 妻のシェークバック粒練習の相手がメインなのでバック側で打つ事が多いが、後半はフォア対バックで打ってみた。

 フォア側 キョウヒョウ2の感想

 テイクバックを小さくしてフォロースルーを大きくすることを意識すると回転のかかった良い球を打てる。
 対上回転でもループドライブを打ちやすく、楽しい。
 弾まないで短く止まるブロックは非常にやりやすく、守備力が高い。
 タイミングを外すような、緩急をつけた卓球に向いている。
 少しでも浮いた球が来たら踏み込んで粘着スマッシュ!ラケットが弾むので十分スピードが出る。
 サーブは切りやすい。もちろん短いサーブは出しやすい。
 その代わりロングサーブは遅い。が、きわどいコースを狙えるのでこれも楽しい。

 結論としては十分楽しい組み合わせで、もうこれでいこうかなと思わせるものがある。
 フォア打ちの不安定さがあるので、練習相手には嫌がられるかも。
 バック面はもう少し回転がかかっても良いので久し振りにレガリスレッドも良いかもしれないが、アグリットの鈍感力も捨てがたい。

  
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 つじまる師匠とはおよそ一ヶ月ぶりの練習。
 春休みは倍率が高く台も取れぬだろうと予想していたが、案の定順番待ちで3組目とのこと。
 待つことにも慣れた我々は、11時には空くに違いないと、受付で人目もはばからずラケットやラバーを取り出し、腰を据えてマニアック卓球トークを始めるのであった。
  
 最初は定番のアルバ Q3 バック面は貼り替えてプラクソン400を試す。
 Q3は自分から打つときはとても気持ちの良いラバーで、粘着並みのグリップ感とテンションの弾み、それに加えて長短の自在性もある。 
 最近試しているプラクソンだが、400だとどうにも軟らかくて気持ちが悪い。
 性能的には十分で不満はないが、ぐにゃぐにゃして好かん。
 450の方が良かった気がする。

 満足したところでラケットチェンジ。
 2本目はVirtuoso offensive- 省狂 ヴェンタススピード。
 軽くフォア打ちをして、キョウヒョウはやっぱり打球感が好きだなと納得し、キョウヒョウ3と省狂の違いはやっぱり分からず。
 ヴェンタススピードはバック面には高性能すぎて持て余し気味。
 時期尚早だったか。

 次にはバーンオフ GFT48 スピンピップスブルー。
 表ソフトが扱える気になっていたが、バーンオフの表面が硬いせいか何とも扱いにくく、早々に断念。
 
 インナーカーボンの301 リズムP ラザンターV42は久し振りの使用。
 インナーといえど私には弾みすぎのようで、これまた早々に断念。

 最後は頂き物のコルベル フライアットスピン ファクティブという身の丈ラケット。
 実はこれが掘り出し物で、フライアットスピンとコルベルの組み合わせが安定感と威力の両立が素晴らしく、コルベルのおかげか打球感も好みのものであった。
 残念ながらファクティブはベチャッとした打球感がどうにも嫌で、両面フライアットスピンにしたくなってきた。

 毎回つじまる師匠のラケットも使わせて頂くのだが、その度に思うのはペンのフォア打ちの気持ちよさ。
 バックはまるで駄目なのでお話にならないのだが、楽しいので良いのだ。
 一番印象に残ったのはYASAKA・馬琳ZAPで、伝統的粘着ラバーにブルースポンジとなかなかの面構え。
 弾みが弱いので、フルスイングしても台に収まるし、勝手に飛び出さないので最後まで回転をかけきれる。かつて憧れた高い弧線から急降下するドライブを打てるようになったと錯覚してしまう。
 実際はつじまる師匠が上手にロビングを上げてくれるから連打が出来るのだが・・・。
 早くラケットをお返しして今度は自分がブロックをしなくてはならないのに、あまりに楽しくてそのまま続けてしまった。この場をお借りしてお詫びいたします。調子に乗ってすみませんでした。 

 冷静になって思い返せば何一つ練習らしい練習をしていない。
 それどころかあれこれラケットをチェンジするので下手になっているかもしれない。
 さがそれが何だというのだ。
 これをやりたかったのだ。
 これが私の卓球なのだ。
 ひたすら打ち合い、用具を試し、卓球トークに花を咲かせる。
 ここは桃源郷か!

 などと意識が朦朧とするほど夢中になった我々だが、気温も高く前日までの疲労も有り、2時間30分ほどでバテてしまったおじさん2人は、きんきんに冷えたビールを求めて体育館を後にするのだった。
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 前回 前々回 前前前世からの続き

 卓球の初級中級などのカテゴリーが曖昧すぎて使う人によって大きく異なり、はて自分は一体何なのだと、自称中級者のあの人は本当に中級者なのかと不安に思っている人が多いと考え、ブログのコメントへの返信やTwitterでのやりとりを通じて考えた結果を書いておく。



Novice 初心者= これから卓球の技術を教わる人、教わっている途中の人

Apprentice 見習い= 一通り教わったけれどまだ身についてい人 
   技術を単独では出来ても、連動して出来ない人

General 一般競技者= 一通りの技術が身につき、試合をしても形にはなる人
      ほとんどの技術を連動して実行できる人
    試合に出ている人 

Expert 熟達者= それぞれの技術を非常に高いレベルで行える人
      かつ試合においてそれを実践的に使用できる人 
 
 

 
ざっと見て頂ければお分かりのように、試合に出ているか出ていないかが分水嶺となる。
 またExpertとGeneralを分けるのは相対的な強さになるので、Expertカテゴリーは必要が無いのかもしれないが、後述する理由によりあえて設ける。

 技術レベルをフォアドライブで言えば
 Novice フォアロングも打てない。ラリーも続かない
 Apprentice ワンコースなら擦ったり食い込ませたりしてドライブを打てるようになった
 General ランダム練習や試合中でも自在にドライブを打てる
 Expert すんごいスピードでギュインギュイン回転もかかりブロックなど吹っ飛ばすぞ

 また他のスポーツを例に取ろう。
 
 柔道
 Novice  受け身や礼儀作法を教わっている人
 Apprentice 打ち込みで背負い投げや体落としを教わり、乱取りをするまでに進んだ人
 General 試合に出るようになった人
 Expert 何だろう、ちょっと難しい。柔道の達人?有段者でもGeneralが大多数だろう

 サッカー
 Novice リフティング トラップ パス回しなどまだ上手く出来ない
 Apprentice  様々な技術ができるようになり、シュートやパス、トラップなどは上達
 General  ポジションの役割を覚え、フォーメーションなど理解した上で試合に出る
 Expert  とっても上手な人?高い技術力と戦術を理解する能力を有しそれを試合で発揮できる人



 なぜ初級者中級者では無く以上のような用語にしたかと言えば、用具のことを考えたからだ。
 中級者用ラバーと言われたら対象が不明で買いにくいが、 General一般競技者用ラバーと言われれば試合をするような人向けなんだなと分かる。Apprentice(見習いでは購買意欲がわかないので英語で)向けと言われれば様々な技術を習得中の人向けだなとか、Expert向けラケットは扱いにくそうだなとか、イメージしやすいのではないか。

 人員構成で言えばApprenticeとGeneralがほとんどのはずなので、メーカーはこの層を狙って用具を発売するべきだろうし、Expert向けは構成比から言えばアイテム数も在庫数も少なくて良いはずだ。
 良心的なメーカーはApprenticeとGeneral向けを明記して販売するだろうし、そうでもないメーカーは本来Expert向けの高性能高価格ラバーやラケットを下の層に買わせようとするかもしれない。

 逆に上達してもGeneralになる気が無い人は試合の勝ち負けより卓球そのものを楽しむため、試合では扱いきれないExpert向けラバーやラケットをあえて使用するであろう。
 こうした試合志向の薄い層に対してまた別のカテゴリーが必要になるかもしれない。
 ちなみに私はここに位置するので、なるべく格好良い呼び名にしたいと考えている。
 サンディプレーヤーとかは不可。
 Hobbyistが無難だが当たり前すぎてつまらない。

 Investigator 求道者 = 試合の勝ち負けだけに重きを置かず、各々の見いだした楽しみを追求する人々
 と名乗ろう。
 


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