卓球迷宮地下1階

~貼ったり はがしたり また貼ったり~

2018年12月

 3年ほど前にこんな記事を書いていたのだが、今思えば正解まであと2,3歩の所にいたような気がしないでも無い。
 当時は教えてくれるような人も周りにいなくて、頼みの動画も体の使い方的な話は見つからなかった。
 本来反復練習の果てに自然に身につけるべき事を、理屈から頭で理解して体に落とし込もうとしているので、無理があると言えばそうなのだ。
 坊主の悟りでは無いが、何度も悟ったと思ってはするりと逃げていく正解のようなモノは、幻のように消えてしまい、また入り口に戻ってチュートリアルから始めることの繰り返しで、酷い場合にはキャラクター作成からのスタートだったりする。いえこれはRPGに例えての話。
 
 ゴールデンエイジ的な話はついしてしまうが、ちょうどその頃って毎日毎日同じ練習を繰り返したり、嫌々ながら地道な体力作りをしたり、結構そういう事ができる環境であるのが現実であろう。
 年齢を重ねても、週7ペースで教え方の上手な指導者の下練習をすることが出来たなら、ゴールデンエイジに負けない成長をする可能性だって有る。体力ばかりはいかんともしがたいけど。

 それでフォア打ちのフォームが理屈に叶った素晴らしい物になったとしても、試合における強弱はまた別の話ってところが怖いなあ。
 何をどこを目的にするのかっていういつもの問いになってしまうんだよね、結局。

 ラケットでピンポン球を打つ、その行為そのものが好きっていうのが意外と本質かもしれない。

  
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 だいたい月一回のペースで開催してきたこの練習会も、今年度はこれが最後。
 毎回自分なりにテーマを持って参加しているのだが、今回は早めの打点で安定したスイングを身につけることと、用具的に過剰にならない程よい組み合わせを見つけること、美味しいビールを飲むことを念頭に取り組んだ。

 とかいいながら持ち込んだラケットは6本と史上最多。
 ①アルバ Q3 ヴェガアジアDF
 ②カルテットLFC タキファイアドライブ マークVXS
 ③カブリオレ キョウヒョウ2 剛力快速
 ④スワット ヘキサーピップス+ メイスプロブルースポンジ
 ⑤Odin ハイブリッドK2 アグリット
 ⑥あれ、思い出せない・・・・・・・・ 火山岩7 バトル2省 プラクソン450


 つじまる師匠は3本と少ない。
 練習前に見せて貰ったレーザーブレード(LEDで青く光る)ラケットが強烈だった。 いつか使わせて貰おう。
 
 カブリオレ キョウヒョウ2からスタート。
 もっと弾まないイメージだったがラケットの力で十分弾む。
 打球感もカルテットLFCに貼ったときよりずっと良い。
 サーブも切れるし言うこと無いなあ。
 これは良い組み合わせを発見してしまった。
 
 続いて本日メインのカルテットLFC タキファイアドライブ マークVXS。
 どちらをフォア面にするか迷ったが、とりあえず黒のタキファイアドライブで試して見る。
 もちろん弾まない。
 弾まないが、もの凄い安定性である。
 一度掴んでからしっかりと打てるので、打っていて楽しい。
 そして今回分かったのだが、ラバーの性能としてはマークVXSのほうがタキファイアドライブより明らかに上である。弾みも引っ掛かりも、世代が違う感じ。
 タキファイアドライブをフォア面、マークVXSをバック面で固定でも良いかも。
 バックフリックやチキータもどきもやりやすい。
 最後に中陣からタキファイアドライブでドライブ強打をしてみたが、そこはやっぱりそれなりであった。
 
 途中つじまる師匠のOZAを使わせて貰った。
 硬い粘着ラバーで、強打をしないと良さが分からない類いのラバーであった。
 ヴェガチャイナも打たせてもらえば良かった。

 カルテットLFCがとても良かったので、あとは駆け足の試打となった。
 スワットにフォアが表ソフトのヘキサーピップス+はこれまた良い感じだ。
 ブロックがやりやすく安定する。
 擦るドライブは浅くなるが、そこは表ソフトだからあたりまえか。
 
 火山岩7にバトル2もブロックがやりやすい。
 これはラケットの力かもしれない。衝撃を吸収する素材が入っているような気がするラケットである。
 
 つじまる師匠は上達めざましく、特に裏面打法が驚異的に成長していてバシバシスゴい球を打ってくるし、フォアも力みの取れたスイングからガンガン打ち込んでくる。相手にならずに申し訳ないが、私は良い練習になるのでありがたいことである。
 ラリーが続けばはしゃぎ、おかしなフォームを笑いながらの賑やかな練習で、これほど楽しい練習会は無い。


 なんやかんやと喋りながら練習しているとあっというまに3時間がたち、練習終了。
 朝ご飯をしっかり食べてきたのに空腹でたまらない。
 今回はいつもの味の民芸で昼食となる。
 ビールに串カツがこれまた美味しくて、いままた食べたくなってきたくらいだ。
 1時間30分くらい話し込んで楽しいひとときを過ごす。

 また来年もよろしくお願いします。
 
 

  
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 見栄えが良くて理にかなったフォームを身につけるために、実用的な組み合わせを試している。
 前回までエアロックMを使っていたのだが、サーブやツッツキ、ループドライブの時引っかかる感触が少ないので、回転がかかっているのかかかっていないのか良く分からず、そこが唯一不満だった。
 そこで今回同じスティガのマントラSを引っ張り出してきた。
 間抜けなことのにこのマントラSを最初に貼っていたのはこのラケットだったのだが、妻に使わせるために剥がしていたのだ。
 バックのアグリットは最近お気に入りのラバーで、軟らかいけれどふにゃふにゃでは無く、回転の影響も少ないこともあってなかなか使い勝っての良いラバーなのだ。軽いし。
 
 フォア打ち、ツッツキ、全く問題なし。
 サーブも自分のイメージに近い球を打てる。
 下回転打ちもやりやすい。
 下回転打ちのドライブはどうしてもループドライブになってしまうので、ループドライブをやりやすいのはありがたいことだ。
 軟らかく弾みが良いので、回転はそれほどかかっていないが、それはスキルの問題でもあるのでなんとも言えない。もちろん硬いテンションラバーや粘着ラバーと比べればキュッと擦りあげる感覚に乏しいが、そこは無い物ねだりであろう。
 ミート打ちは軟らかいなりにスピードが出るが、スマッシュの気持ちよさは硬いラバーの方が数段上だろう。これはラバー固有の話では無く一般的な特徴になるので仕方が無いことだが。
 本日の練習においては強打をするとオーバーばかりしていたので、エアロックほどの安心感はないかもしれない。エアロックはとにかく台に収めることに関しては比類無きラバーの様に思う。
 下回転サーブやツッツキの切れ味、ループドライブのやりやすさを重視してマントラSにするか、試合形式での安定性を求めてエアロックMにするか。結構本気で迷ってしまう。

 バック面のアグリットは必要十分なラバーだ。
 軟らかいのでバックドライブやブロックがやりやすく、不思議とツッツキもやりやすい。
 ミートの時それほどスピードは無いが、そこまでラバーのせいにはできない。
 
 ラケットとラバーのバランスも良く、打球感も良い。
 現時点での自分の能力を考えると最適な組み合わせかもしれない。 
 
 スゴい回転やスゴいスピードの球が打てるわけでは無い。
 それでも物足りなさは感じない。
 むしろフォアのマントラSは弾みすぎるくらいだ。
 私くらいの技術レベルの人にはお勧めの組み合わせであろう。
 ラケット以外は価格も安いし。
  
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