大抵誰でも最初に用具を買うときは、初心者向けの大人しめの物を買って練習を始めるだろう。
 私は背伸びしたつもりでスワット ハモンド UQを買ったが、偶然にも見事なまでのお勧めセットになった。
 このまま1年くらい何も不満に思わず練習していたら、もっと上手になっていたのでは無いかと夢想する。
 私はその後幾つもの落とし穴や迷い道、行き止まりに遭遇し、同じ場所を行ったり来たりぐるぐる回ったり、スタートに戻ったりしながら相変わらず迷宮をさまよっている。
 私が迷い込んだ場所をいくつか紹介したい。そしてこれは意外と普遍的な側面もあるのではと思っている。

 ①表ソフトへの誘い
回転影響の少なさから自分の思うような球が打てると思って貼ってみた。
そして裏ソフト以上にシビアな角度調整に厳しい現実を突きつけられる。
それでも何回か試した。
スペクトル21は裏ソフトに近くて比較的使い易かったが、だったら裏ソフトでいいかなと。

 ②魅惑的な極薄ラバー
誰でも簡単レシーブ 誰でも簡単フリック 誰でもブチ切れツッツキ・・・
ボンバード 太陽プロ極薄 太陽プロ極薄皮付き 太陽プロ極薄皮付きブルースポンジ UFO極薄
色々使ったっけ・・・
確かにそうなんだけど、なんかつまらなくなって継続することは無かった。

 ③粘着という魔力
べとべとして球がラバーに張り付くなんて、どれほどの回転がかかるのだろうか。
当時はTSPのサミットに憧れていた。
T-REX タキファイアドライブ 枚挙に暇がない。
粘着ラバーだからといって回転がかかるわけでは無い。
そんなの当たり前ですか?

 ④単板日ペンへの憧れ
ペンの方が馴染みがあるし手首を使えてドライブが打ちやすいに違いない。
単板は所有欲も満たされるし、何か格好良い。
当時新発売のニッタク 双 を買って、もうこれからはペン一筋だと決心。
最近の入門書にはペンの説明が少ないため、古本で昔の卓球入門書を買い集めたり、動画を探したり。
裏面打法を研究したり。
結構な時間をペンの練習に費やし、最終的にはシェークの方が簡単であるとの結論に。
その後も何度も繰り返す。

 ⑤アンチとはなんぞや
誰でも一度は使ってみたいでしょ。
アームストロングのニューアンチスピンは、打った瞬間違和感の塊だった。

 ⑥粒高ってどうなの
簡単にレシーブができるような例によって浅はかな考えは、あっという間に覆される。
それでも最初に買ったヤサカのファントム0011∞が、その後買ったどの粒高より使い易かった。
粒高もアンチも表ソフトも、本気でやる覚悟が無い以上、使いこなせないのは当たり前なのだ。

想定外に長くなってきたので、後は題名だけ。
内容を書かなくても題名だけでも察しが付くでしょう。

 ⑦特殊素材への挑戦 カーボン4枚入ってるんだぜ
 ⑧スピン系テンション ラザントパワーグリップの甘い罠
 ⑨WRMの商品って欲しくなるよね 
 ⑩中国ラバーへのご招待 MASAKIと福袋と私
 ⑪個人輸入への遠き道のり 今度は直取引だ!
 ⑫ハードウッド系高級板薄ラケットはこりごり 
 ⑬弾みすぎる用具は技術習得の妨げなのか 高弾性への回帰
 ⑭夢の高級ラバー テナジー体験
 






 行くな! その先は入ったら出られぬ迷宮だ。だがそれ故に魅力的でもある。