途中で眠くなって端折ったブログ記事の完全版
 ⑥までは前回と同じです




 大抵誰でも最初に用具を買うときは、初心者向けの大人しめの物を買って練習を始めるだろう。
 私は背伸びしたつもりでスワット ハモンド UQを買ったが、偶然にも見事なまでのお勧めセットになった。
 このまま1年くらい何も不満に思わず練習していたら、もっと上手になっていたのでは無いかと夢想する。
 私はその後幾つもの落とし穴や迷い道、行き止まりに遭遇し、同じ場所を行ったり来たりぐるぐる回ったり、スタートに戻ったりしながら相変わらず迷宮をさまよっている。
 私が迷い込んだ場所をいくつか紹介したい。そしてこれは意外と普遍的な側面もあるのではと思っている。

 ①表ソフトへの誘い
回転影響の少なさから自分の思うような球が打てると思って貼ってみた。
そして裏ソフト以上にシビアな角度調整に厳しい現実を突きつけられる。
それでも何回か試した。
スペクトル21は裏ソフトに近くて比較的使い易かったが、だったら裏ソフトでいいかなと。

 ②魅惑的な極薄ラバー
誰でも簡単レシーブ 誰でも簡単フリック 誰でもブチ切れツッツキ・・・
ボンバード 太陽プロ極薄 太陽プロ極薄皮付き 太陽プロ極薄皮付きブルースポンジ UFO極薄
色々使ったっけ・・・
確かにそうなんだけど、なんかつまらなくなって継続することは無かった。

 ③粘着という魔力
べとべとして球がラバーに張り付くなんて、どれほどの回転がかかるのだろうか。
当時はTSPのサミットに憧れていた。
T-REX タキファイアドライブ 枚挙に暇がない。
粘着ラバーだからといって回転がかかるわけでは無い。
そんなの当たり前ですか?

 ④単板日ペンへの憧れ
ペンの方が馴染みがあるし手首を使えてドライブが打ちやすいに違いない。
単板は所有欲も満たされるし、何か格好良い。
当時新発売のニッタク 双 を買って、もうこれからはペン一筋だと決心。
最近の入門書にはペンの説明が少ないため、古本で昔の卓球入門書を買い集めたり、動画を探したり。
裏面打法を研究したり。
結構な時間をペンの練習に費やし、最終的にはシェークの方が簡単であるとの結論に。
その後も何度も繰り返す。

 ⑤アンチとはなんぞや
誰でも一度は使ってみたいでしょ。
アームストロングのニューアンチスピンは、打った瞬間違和感の塊だった。

 ⑥粒高ってどうなの
簡単にレシーブができるような例によって浅はかな考えは、あっという間に覆される。
それでも最初に買ったヤサカのファントム0011∞が、その後買ったどの粒高より使い易かった。
粒高もアンチも表ソフトも、本気でやる覚悟が無い以上、使いこなせないのは当たり前なのだ。



 ⑦特殊素材への挑戦 カーボン4枚入ってるんだぜ
TSPと地元の卓球ショップ主催の講習会は、TSPの用具が並べてあって休み時間に自由に試打できた。
そこで出会ったのがカルテットLFCとヴェガヨーロッパという組み合わせ。
試しに使ってみると、へっぴり腰の私でもオーバーもネットもせず不思議と台に収まる。
そしてカンカンと手に響く未知の感覚。
卓球ショップのスタッフに、カンカンとう感覚はラバー由来かラケット由来か質問した初々しい私。
変な質問に戸惑ったとは思うが、ラケットが原因だという回答。
それ以来カルテットLFCが頭から離れず、ついにボーナスで購入したのであった。
もちろん初心者に使いこなせるはずも無く、何とか使える組み合わせを探した私の後には使用済みラバーの死屍累々。
なぜか肝心のヴェガヨーロッパは結局試さず。

 ⑧スピン系テンション ラザントパワーグリップの甘い罠
ドライブに憧れ卓球を始めたのにドライブがよく分からないジレンマ。
その頃だったかな、WRMの動画を見始めたのは。
なんかね、このラバーを使えば簡単にもの凄い回転をかけられる、そんなね、良い夢見させてもらいましたよ。
冬のボーナスを握りしめて大宮卓球で買ったっけ。
結果は?
駄目だよ、用具に頼っちゃ。

 ⑨WRMの商品って欲しくなるよね 
技術動画からはいって試打動画、フリーペーパーのTAKZINEと進むうちにどうしても商品に目が行く。
ラバーなんてそう簡単に替えるものではないと思ってさらっと見ていたのだが・・・
初めて買ったのは水星2ブルースポンジだったかな?
あの紹介動画前後編はいまでもお気に入りで、子守歌代わりに良く聞いている。
試打動画を見ては欲しくなり、TAKZINEのカタログを見ては欲しくなり、ぐっちぃ氏のブログを見ては欲しくなり、店舗に行っては欲しくなり、セールの案内が来る度欲しくなり、新製品が出る度欲しくなり。

 ⑩中国ラバーへのご招待 MASAKIと福袋と私
どこでどうやって卓球中国ラバー専門店MASAKIを知ったのかは覚えていない。
最初は価格の安い迅雷とかライトニングDSとか買って満足していた。
その商品の良し悪しより、未知のラバーを手に入れるだけで大満足。
意外と高いWRMと比べて価格が安いのも魅力。
そしてお正月の福袋。
その頃福袋にハマっていた私は卓球にも福袋があれば良いのにとか思っていた。
当然購入しこれまた大満足。
この頃から買うこと自体が目的になるというちょっと症状が進んだ状態に。



 ⑪個人輸入への遠き道のり 今度は直取引だ!
つじまる師匠からSWORDのラケット福袋の存在を知ったのは昨年の今頃。
その時は既に販売終了していたのだが、天猫をちょっと見るだけでも魅力的な品の数々。
タオバオと天猫の関係も全く知らない手探り状態からいきなり個人輸入へと突き進む。
いまではすっかり馴染んだショッピング画面も、当時はさっぱり分からず苦労したっけ。
最初に買ったのはパリオの10枚合板7層カーボンのC17だったかな。
この最初の個人輸入はすんなりいったんだよなあ。

 ⑫ハードウッド系高級ラケットはこりごり 
粘着ラバーに合うのはハードウッド系の板薄ラケットらしい。
そんな情報を元に馬林エキストラオフェンシブを買うはずが、奮発しすぎてエバンホルツを買ってしまう。
写真と違ってブレードにツヤが無く、偽物かと思った。
その後せっせとラケットコートを塗り込み、いまではとってもスベスベ。
重さが97gもあって、フォア面にキョウヒョウネオ3を貼ると、バック面が非常に難しい。
それになんだか打つと木魚みたいな音がする。
その後買ったバーンオフ グローリー 表面が硬い素材はどれも楽器のような音がしてどうも好かない。
肝心の粘着ラバーを貼るとますます嫌な打球感になる。
黒檀とかローズウッドとか紫檀とか、見た目は良いがもう騙されないぞと。

 ⑬弾みすぎる用具は技術習得の妨げなのか 高弾性への回帰
情報に踊らされて高性能テンションラバーや粘着ラバーを買う反動で、弾みすぎない方が良いのではという揺り返しが定期的にある。
そのたびにマークファイブを買ったりスレイバーを買ったりザルトを買ったりタキネスドライブを買ったり、最近ではフライアットスピンを買ったりヴェンタスベーシックを買ったりファクティブを買ったり、つまり全く懲りていないのであった。

 ⑭夢の高級ラバー テナジー体験
いつかはテナジーなる高性能高級ラバーを買おうとは思っていた。
しかしそこがゴールだとすると、まだ使うには早いだろう。
もっと上手になったら使うのだ。
その予定だったが我慢できずに誕生日にテナジー05を買ってもらう。
そして全く良さが分からないまま妻にあげてしまった。
妻はすり減るまで使い、そして保管ファイルへ。
2人の一致した結論は、後ろに下がらない卓球には不必要。
だったのだが、今ちょっと欲しい病に。

 






 行くな! その先は入ったら出られぬ迷宮だ。だがそれ故に魅力的でもある。