つじまる師匠とはおよそ一ヶ月ぶりの練習。
 春休みは倍率が高く台も取れぬだろうと予想していたが、案の定順番待ちで3組目とのこと。
 待つことにも慣れた我々は、11時には空くに違いないと、受付で人目もはばからずラケットやラバーを取り出し、腰を据えてマニアック卓球トークを始めるのであった。
  
 最初は定番のアルバ Q3 バック面は貼り替えてプラクソン400を試す。
 Q3は自分から打つときはとても気持ちの良いラバーで、粘着並みのグリップ感とテンションの弾み、それに加えて長短の自在性もある。 
 最近試しているプラクソンだが、400だとどうにも軟らかくて気持ちが悪い。
 性能的には十分で不満はないが、ぐにゃぐにゃして好かん。
 450の方が良かった気がする。

 満足したところでラケットチェンジ。
 2本目はVirtuoso offensive- 省狂 ヴェンタススピード。
 軽くフォア打ちをして、キョウヒョウはやっぱり打球感が好きだなと納得し、キョウヒョウ3と省狂の違いはやっぱり分からず。
 ヴェンタススピードはバック面には高性能すぎて持て余し気味。
 時期尚早だったか。

 次にはバーンオフ GFT48 スピンピップスブルー。
 表ソフトが扱える気になっていたが、バーンオフの表面が硬いせいか何とも扱いにくく、早々に断念。
 
 インナーカーボンの301 リズムP ラザンターV42は久し振りの使用。
 インナーといえど私には弾みすぎのようで、これまた早々に断念。

 最後は頂き物のコルベル フライアットスピン ファクティブという身の丈ラケット。
 実はこれが掘り出し物で、フライアットスピンとコルベルの組み合わせが安定感と威力の両立が素晴らしく、コルベルのおかげか打球感も好みのものであった。
 残念ながらファクティブはベチャッとした打球感がどうにも嫌で、両面フライアットスピンにしたくなってきた。

 毎回つじまる師匠のラケットも使わせて頂くのだが、その度に思うのはペンのフォア打ちの気持ちよさ。
 バックはまるで駄目なのでお話にならないのだが、楽しいので良いのだ。
 一番印象に残ったのはYASAKA・馬琳ZAPで、伝統的粘着ラバーにブルースポンジとなかなかの面構え。
 弾みが弱いので、フルスイングしても台に収まるし、勝手に飛び出さないので最後まで回転をかけきれる。かつて憧れた高い弧線から急降下するドライブを打てるようになったと錯覚してしまう。
 実際はつじまる師匠が上手にロビングを上げてくれるから連打が出来るのだが・・・。
 早くラケットをお返しして今度は自分がブロックをしなくてはならないのに、あまりに楽しくてそのまま続けてしまった。この場をお借りしてお詫びいたします。調子に乗ってすみませんでした。 

 冷静になって思い返せば何一つ練習らしい練習をしていない。
 それどころかあれこれラケットをチェンジするので下手になっているかもしれない。
 さがそれが何だというのだ。
 これをやりたかったのだ。
 これが私の卓球なのだ。
 ひたすら打ち合い、用具を試し、卓球トークに花を咲かせる。
 ここは桃源郷か!

 などと意識が朦朧とするほど夢中になった我々だが、気温も高く前日までの疲労も有り、2時間30分ほどでバテてしまったおじさん2人は、きんきんに冷えたビールを求めて体育館を後にするのだった。