いままで様々なラケットを使ってきて、打球感が合わない原因はハードウッドまたは特殊素材にあると思っていた。
 打球の際に表面で弾いている感が強く、手がぴりぴりして好きになれないのだ。
 例えばエバンホルツ カルテットLFC スワット グローリー JOワルドナーオフ などだ。

 それは間違いでは無いのだが、最近他にも原因があるような気がしてきた。
 素材と言うより薄いラケットの手に響く感じが駄目なのかもと考え始めている。
 OSPのExpertPoerAllround(5.5mm)というラケットがある。
 これにアポロ5を貼って、結構気に入って使っていたのだが、強打すると手に振動が伝わってあまり気持ちが良くない。音にするとバインバインとう感じ。
 
 そもそも何故板薄ラケットを買っていたのかと言えば、粘着ラバーで回転をかける場合、板が薄い方が良いという情報を良く目にしていたからだ。
 粘着ラバーに興味があり、ぐっちいさんのように回転をかけることに憧れていた私は板は薄ければ薄いほど良いと思い込んでいた。
 
 考えを変えたきっかけはアルバや博、Ultimate2のような6mm前後の7枚合板ラケットと、檜単板の存在である。
 打球の衝撃を吸収して心地よい振動に変換してくれるラケット。
 それが私にとって純木7枚合板である。
 そうはいってもハードウッドはやはり好きでは無いので、7mmの板厚とはいえバーンオフは苦手である。
 なんだか木魚のような、アコースティック音楽を聞いているような、卓球以外の音がするからだ。