1.ありがとう

 多球練習中に疲れてくると球持ちとか威力とかより軽い力でポンポン弾んで欲しくなる。
 いつも特殊素材ラケットを使っては弾みすぎて止めるの繰り返しだが、こういう時だけ恋しくなる。
 そういうときのためにカチカチのカーボンラケット、カブリオレFを用意しているのだ。
 これを使えば迷いも一発で晴れて、やっぱり木材だよねとすぐに目を覚ますことが出来る。
 もしカブリオレFが無かったらあれこれ悩む無駄な時間を費やしたあげく、必要も無いのに新たなラケットを買っている可能性さえある。
 ありがとうカブリオレF。
 インナータイプのカブリオレI-NPにしておけば良かったなんて、もう言わないよ。

 2.どうなっているんだろう

 本日個人レッスンを受けながら、卓球教室で利益が出るのかと考えた。 
 コーチが最底人員の1人の場合、1日に受けられるレッスンは勤務時間の8時間だとする。
 本当は入れ替えの時間も有るのでここまで出来ないが、便宜上そうしておく。
 個人レッスンの相場は都心で1時間5000円なので、1日の収入は40000円。
 1ヶ月20日勤務だとして、4万円x20日=80万円。
 1年間で960万円。
 個人経営で家賃がかからず、スタッフはコーチ本人のみなら、思ったより良さそうだ。
 一日8時間勤務で週休2日、960万円稼げれば脱サラして卓球スクール経営兼コーチも良いかもしれない。
 もちろん光熱費、消耗品代、宣伝費などもろもろ経費がかかるのでそっくり懐に入るわけではないが。
 本日受けた個人レッスンは1時間2500円と非常にお得な、そして満足度の高いレッスンである。
 生徒にとっては嬉しいリーズナブルな価格設定も、総収入が半減するとなると経営側としては厳しい気がする。
 年間480万円の収入では、コーチ1人分の給料を出すのもやっとである。
 生徒を増やすためにコーチを増員しても、1人当たりの受け入れ限度があるので売上げは増えても利益はほとんど増えないのではないか。
 場所はあるので台貸しが軌道に乗れば多少は増分になるかもしれないが、1時間400円とか500円増えても雀の涙であろう。
 今卓球場や卓球スクールが増えているようで利用者としては嬉しい限りだが、一体どのような儲けをだす工夫をしているのか、気になるところである。
 
 3.良かったね

 先日中学生の娘が出場している市内大会団体戦を見に行った。
 勝ち上がれば県大会出場、負ければ3年生は引退である。(娘は2年生)
 狭い学校の体育館で、猫の額ほどの観客席で試合を観戦した。
 たまたま目の前で試合をしていたので、コーチや引率の先生の真後ろで見学することが出来た。
 試合コートも狭いので下がったら座っている部員に激突してしまう恐れがある。
 もっとも中学生女子に限ってはそんな心配は無い。
 お互いバックのツッツキをひたすら繰り返し、じれて強打した方がミスをして失点という忍耐力勝負の試合をしている。
 娘も普段の練習ならフォアでバシバシドライブを打つタイプなのだが、本番で尚かつ団体戦というプレッシャーからか、バックの浮いた球もわざわざツッツキで返していた。
 回り込んで打てよと言いたくなるが、それが緊張しているって事なんだろうと良く解った。
 娘はバックにファスタークS1を貼っているが、ああいう試合展開が多いのなら、むしろツッツキの安定する高弾性ラバーとかのほうが良さそうである。
 得点のほとんどがツッツキによるオーバーという恐ろしい試合であった。
 幸い娘は辛勝し、エースとしての役割は果たしたようだが、団体戦は敗北したようだ。
 翌日行われた個人戦は仕事で見に行けなかったが、個人戦で好成績を残し、県大会の出場権を得たと喜んでいた。
 良かった良かった。

 4.夢見る中年

 大人になってから卓球を始めるとなかなか上達しないのは感覚を覚えるのに時間がかかるからと思っていたが、それだけではないのではないかと最近考えている。
 フォームを工夫し、感覚を獲得し、ある程度打てるようになると壁にぶつかる。
 卓球も結局競技スポーツなので、上手になるためには基本動作の反復や、地道な筋力トレーニングや持久力が必要になってくるのだが、それを今からやるのは相当な気合いと時間が必要になり、そもそもトレーニングをするための体力が無いことに気がつくのだ。
 フットワークの動画を見ていて、そうか反復横跳びのイメージで動くと良いのかと得心し、早速部屋でやろうと思って驚いた。
 何か上手く飛べない。
 足が動かない。
 あたふたと足が動いているだけだ。
 頭の中で思い描いていた若い頃のイメージと、現実とのギャップのあまりの大きさに落胆する。
 今からランニングしたりスクワットしたりしますか?
 仕事で深夜に帰宅してから?
 やらんでしょう。
 やっているあなたはエライ。
 私は無理なので、もっと楽に上手にならないかと考えている。
 卓球にはそれが可能であるかのような、夢を見させてくれる何かがある。
 中年プレーヤーにももっと夢を見させて欲しい。