木曜日に具合が悪くなり、この月曜日の練習も中止を検討したが、ギリギリ出来ると判断して決行した。
 ほとんどまともに食べていないので、逆に余計な力が入らず良いのではないかと考えていたが、確かに終始ふらふらしていて目も霞み力も入らない。ところが打つ時はきっちり力が入りまくって、まあいつもの通りだった。 

 つじまる師匠との練習も久し振りで、今回は気合いを入れて5本のラケットを持ち込む。
 完全新作はないが、組み合わせ変更など新たに試す用具が多いので楽しみである。

 最初はエバンホルツNCTVに両面ライズ。
 Virtuoso offensive-に貼ったところ前陣では良かったが少し下がると駄目だったのを改善するのと、もう少し弾きを強くしてラバーの個性を生かすためにエバンホルツに貼ってみた。

 軽く打つと相変わらず浅くてそれほど速くない球になる。
 一番気になっていた打球感が良かったのでそこはクリアー。
 Virtuoso offensive-とくらべると多少下がってもきっちり打てたので、何とかなりそうである。
 バックはもちろんやりやすく、安定して返球できる。
 下回転サーブは結構切れるし、ツッツキで浮くこともない。
 もしサーブが切れないとか、ツッツキが浮くとか思ったら、それは腕に起因するものだと思った方が良い。以前の私のようにね。
 ブロックの安定性は特筆すべきで、とにかく当てれば返せる。
 そして浮いた球が来たらフォアスマッシュ。

 とりあえずこの段階でこの組み合わせは狙い通りいっている。
 97gの重量ラケットに貼っても168gにしかならない軽量ラバー。
 今まで重量故に出番の少なかったエバンホルツが輝くときが来たのかもしれない。



 次はアウターカーボンのカブリオレにフォアQ3 バックオメガVIIプロ。
 モニターで貰ったオメガVIIアジアの代わりにQ3を貼ったらどうなのか。
 アウターカーボンに慣れてきていたので試して見たくなったのだ。
 前述のライズと比べればスピードも球の伸びも段違い。
 意外だったのは嫌いだったカーボン感をあまり感じなくなったこと。
 Q3がグッと球を掴むのでドライブを打っても気持ちが良い。
 ブロックはQ3とオメガVIIプロ両方試して見たが、明らかにQ3の方が威力も安定もある。オメガはちょっとつまらない打球感に感じた。

 
 3番目はUltimate2にフォア テナジー25FX バックモリストSP。
 卓球ジャパンの伊藤美誠特集を見ただけで自分も出来るように感じるお調子者の私。
 今回は途中から表ソフトにしたため安定せず。早々に断念。
 フォアの25FXは使い易いがライズにちょっと回転を足したような球になり、もうちょっと硬くて弾むラバーの方が楽しさの点で言えば良いかもしれない。

 4番目にハンドソウのBayonet フォア面ターゲットプロGTM43 バック面GTT40。
 バック打ちをメインにやったが、やはりシェークとは少し感覚が違う。
 慣れるまでは違和感があるが、ハンドソウならではの打球ポイントを見つけると威力のある球が出せる。
 プラスしてハンドソウならではの利点として面を作りやすいので、バックススマッシュやバック強ドライブを打ちやすい。
 私の感じるハンドソウを使うメリットは、面を作りやすいので色々な角度を出せることと小技をしやすいこと。バックは特に遠心力がきくので強打をしやすい。フォアのドライブはそれほどやりやすいとは思わないが、スマッシュはやりやすく感じる。
 Bayonetはカーボンラケットだが、貼っているラバーが原因なのか飛びすぎる感じがあまりない。
 スマッシュを打ってようやくカーボンを感じるが、手にあまり響かないので自分では威力があるのか無いのか良く解らない。太いバットのようなグリップを握っているためかもしれない。

 5番目はいつものアルバ Q3 ヴェガアジアDFで、やはりこれは全てにおいてしっくりくる。
 アルバをもう一本買おうかなと、建設的ではないことを考えてしまう。

 つじまるさんからもラケットをお借りして打たせてもらった。
 最近はスティガが気に入っているようで、エタニティとかインフィニティとか見た目も性能も良いラケットを持ち込んでいて、どっちがどっちか良く分からなくなってしまったが、どちらも間違いなく良いラケットだった。見た目から弾きが強いのかと思ったが軟らかい打球感で、木材らしいコントロール性能と強打時の威力を併せ持っていて、どんなラバーも合いそうだった。

 今話題のブルーテンプテーションも打たせてもらった。
 ブルーテンプテーションはタットルの新作ラバーのはずだが、どこか懐かしい打球感で、高弾性ラバーを思い出させる。特別回転がかかるとかスピードが出るとかいうラバーではないが、強打しても台に収まる安心感と、むっちりとした打球感がポイントだろうか。
 
 
 練習としては個人レッスンで教わった対横回転サーブのレシーブをやり、サーブ2本ずつのオールも15分くらいだが行った。
 試合に勝ちたいならライズだというお言葉を信じて、オールはライズを選択。
 お互いサーブをとれなかったり、ほとんどラリーにならないことが多いのだが、ライズなら試合っぽくなる。ロングサーブを出して相手に打たせ、何本かブロックした後チャンスボールを強打。
 とにかく当てれば台に収まるし、表ソフトのようなバックプッシュも効果的で、自分に合ったラバーである。エバンホルツよりもう少し弾むラケットでもいけそうである。

 
 練習の途中ですぐに空腹になり、りんごジュースを飲んで凌いでいたが、病み上がりで体力不足はいかんともしがたく、15分ほど残して終わりにしてもらった。

 いつものファミリーレストランでビールといきたいところだが、腹の調子が万全ではないのでうどんとアイスクリームで我慢。つじまるさんもこれから用事があるとかで、珍しく2人ともアルコール抜きで昼食となる。
 酒がなくても酔っ払ったような会話になることが分かったのでビールは不要なのかもしれない。
 いえ、それでも調子が戻れば飲みますけどね、もちろん。
 
 卓log会の話とか、卓球全般の話とか、色々楽しいトークを満喫して解散。
 
 酒を飲んでいないのに、帰りの電車でまたもや熟睡してしまった。
 
 また次回の練習よろしくお願いします。