下回転サーブというのがある。
 ボールの下部を擦って下回転を与え、回転数があってネットすれすれで、台から出るか出ないかギリギリなのが良い感じのあれだ。 
 弾むラバーやラケットだとポンって上方向に上がってしまい、制御が難しい。

 サーブやツッツキの擦る感覚はそこそこあると思っているが、ラバーによっては上手くいかず、弾かれたようなフワリとした球になり、ほとんど回転がかからないことがある。
  
 軟らかいラバーや弾みの良すぎるテンションラバーなら分かる気もするが、それほど弾まない粘着ラバーでも下回転を与えにくいタイプがある。
 例えば粘着ラバーならゴールデンタンゴ、T-REX テンションラバーならエアロックM、レナノスホールドなど。
 逆に下回転をかけやすいのがキョウヒョウシリーズ、翔龍、Q3、そのほか硬めのスピン系テンションラバー全体。
 あくまで私にとって、なので、抗議などよこさぬようにお願いしたい。 

 この違いはどこから来るのか謎である。
 ラケットの影響は大きい気がする。
 カルテットLFCやエバンホルツ、UltimateOffensive2はそういう傾向が現れやすい。

 粘着ラバーは表面の粘着と弾みの少なさでもっと回転をかけやすくても良い気がする。
 何故ギュッと引っかけることが出来ず、ポンッと上へ弾かれてしまうのだろう。
 本日T-REXとQ3を打ち比べてみたところ、明らかにQ3の方が下回転をかけやすい。
 粘着ラバーにも関わらず、T-REXはミスが多い。 
 
 これはもしかして、粘着に頼らないグリップ力を、どれほど持っているかの違いではなかろうか。
 T-REXよりもGENESIS II そしてそれよりもQ3の方がラバーのグリップ力があるために、下回転サーブを安定して出しやすいのかもしれない。
 私の打ち方が、ラバー表面で擦るより、少しシートに食い込ませて引っかけるような打ち方であることも影響している可能性がある。
 眠くなったのでおしまい