どうも自分は思い違いをしていたようである。
 下回転をかけにくいラバーの話だ。 
 大きな比重を占める腕前の事を抜きにして考えたとき、下回転をかけにくいのはラバーのせいだと思っていた。
 ツッツキやサーブの時に、下回転をかけにくい場合とかけやすい場合があって、 それはラバーのグリップ力による物だと自分なりに結論づけていたのだが、例によって早計だった可能性がある。
 今考えているのはラケットによる影響が大きいのではないかと言うことだ。

 卓球を始めてから早い段階で購入したカルテットLFCというラケットがある。
 カルテットLFCは当初弾みすぎて扱えず、散々ラバーを貼り替えた結果エアロックMに落ち着きかけ、エアロックMの下回転のかけにくさに驚いてまた剥がしてしまい、しばらくクローゼットで寝かせていたが、最近またテナジー25を貼って復活した、好きだけど使い道が分からない不遇のラケットだ。
 テナジー25といえばツッツキや下回転サーブのような薄く擦ったときに本領を発揮するラバーだ。
 それなのに全くかかっている気がしない。
 娘にも全然回転かかっていないと馬鹿にされる始末だ。
 確かに疲労で集中力が落ちていたことも原因かもしれない。

 それにしても、である。

 この感じどっかで味わったなあ、とか朦朧とする頭で考えていたのだが、あの日のエアロックMとそっくりなのだ。
 ギュッと擦りたいのにポワンと飛んで行ってしまうあの不安な感じ。
 ドライブの時は問題ない。
 サーブの時に顕著なのだ。
 クドいようだが、99%腕前のせいであろう。
  
 それにしても、である。

 次の練習の時、手持ちのラケットで一番弾まない設定のスウェーデンクラシックにテナジー25を貼って試す。
 それではっきり結論が出るはずだ。
 特殊素材ラケットで下回転をかけるのは難しい、と。

 というか、誰もやりやすいなんて言っていないか。