幾つになっても程よい加減を知らず、本能の赴くままに行動しているので、またもや過剰な一日となった。
 過剰な一日とは、午前中に経験したことが、夜になって振り返ると遠い昔のことだったような、そんな一日のことだ。 

 まずはつじまる師匠との練習からスタート。
 珍しく台が空いていて、すぐに練習を始めることが出来た。
 いつものようにあれこれ用具を試しながらの練習だが、今回は試打だけでは無く普通の?練習時間を増やした。
 月曜昼間餃子会でナルコさんに負け続けた傷心の私たちは、対ナルコさんを想定した練習に意欲的に取り組んだ。恐らく次の餃子会ではナルコさんを破って、高知県チャンピオンの座を奪い取るはずである。
 そんなこんなで3時間みっちり汗をかき、空腹で目眩がするくらい打ち合った。
 
 練習後は当然のようにファミリーレストランで前祝い。
 夜の忘年会を考えて、ビールは飲まず、飯も控えめにするのだと決めていたが、席に座った途端全て忘れ去り、通常より大容量のスペシャルビールとひれカツ丼とポテトフライで腹一杯になるまで堪能してしまった。

 つじまる師匠と名残を惜しんで別れた後は、電車で移動し駅そばの温泉へと向かう。
 2000円近い料金を払って、サウナやら炭素風呂やらで体が温まった後は休憩所でまんがを読みながら昼寝。3時間ほどくつろいでまた移動。

 高田馬場駅で立野Bさんと待ち合わせて、忘年会前に軽く練習する事になっていたのだ。
 ところがお目当ての山手卓球が休みだったので、仕方なくコクタクで時間を潰すことに。
 どうしても諦めきれない我々は、無理を承知で台が空いていないか聞いてみたところ、調整してスペースを空けて貰えることになった。素晴らしい対応に感謝。
 立野Bさんとは私服のまま30分くらい打ち合って、それでも結構汗をかいた。
 ここで汗をかいて腹を空かせないと、忘年会で飲み食いできないので必死になって動いたが、あまり効果が無かった。やはり温泉でゴロゴロしていたのがマズかったのかもしれない。

 そしてここからが本日のメイン。
 私が幹事をした卓log会の忘年会だ。
 場所は高田馬場の金鍋という中華料理屋。
 


 初めての利用なので場所が分からず難儀してしまった。
 参加者は私、立野Bさん、リンさん、ナルコさん、しろやさん、タメさん、はじめさん、の7人。
 以前講習会でお世話になったはじめさんが、快く参加してくれたのが嬉しかった。
 
 円形のテーブルに回転台。
 食べ放題なのでどんどん注文し、ビールもピッチャーで飲み放題。
 他に客がいないので静かな店内に、延々と卓球談義が響き渡る。
 みな卓球好きには変わりが無いが、それぞれ興味がある分野が異なり、ある時には饒舌になり、ある時には聞き役に徹する。
 19:00スタートの22:00終了までの3時間、会話が途切れること無く続き、少し早めの忘年会が終了したのであった。
 ほろ酔い加減で店の外に出るとまさかの雨。
 濡れて帰るのも粋だろうと雨に打たれるままに駅へと向かう。

 そして冒頭のごとく、そういえば午前中につじまる師匠と練習したっけなあ、とか思い出を反芻しながら帰路につくのであった。