卓球教室に行ってきた。 
 いつもの健康卓球教室ではなく、短期集中型の卓球教室なのだが、設置された全ての台に先生がつくという大変豪華なシステムで、もうそれだけで行く価値がある。
 今回は第一回目ということでフォアとバックとツッツキという基本3点セットを教わった。

 順番待ちの間は生徒同士で打つ。
 私の台には全くの初心者はいなかったが、私を含めて似たり寄ったりのレベル。
 それほど緊張することも無く練習できた。

 このレベルの教室ではいつも感じるのだが、ほとんどの初級者はバック打ちに苦手意識を持っている。
 たいてい同じようなフォームというか打ち方というか、ラケット角度というか、似たようなスイングをする。スイングと言うより、当て方であろうか。
 共通しているのはラケットが立っていること。
 前進回転が強くかかっている球に対しては当てるだけで返球できるのでラリーが続く。
 いわばブロックのようなものだ。
 回転がかかっていなかったり、勢いが無い球に対しては、自分から力を伝えられないのでネット直行。
 強く打とうと思うとプッシュのように押し込むので、打った瞬間からネットにかかると分かる直線的な球になる。
 
 なぜこういうことになるのだろうか。
 
 永遠の初級者、卓球教室のプロ生徒、など数々の称号を持つ私には明白である。
 
 なんか卓球って、手首を使ってはいけない雰囲気がある。
 フォア打ちでもバック打ちでも、手首を使うとめざとく注意される。
 こうした経験から手首を使うのは良くないとインプットされる。
 こうなると雰囲気と言うより呪縛である。
 確かに手首を使うとコントロールが悪くなるが、全く使わないというのも不自然で、かたくなに使わないようにするとやけに硬い動きになる。
 もちろん手首をこねくり回した方が良いといっているのでは無く、手首を含む関節を柔らかく保った方が力が抜けて良いスイングになり得ると言うことである。
 手首を固定しなくてはダメだという重力から逃れるのは困難である。
 その場に止まる限りはそこが正常な世界なのだ。
 
 立っているラケットを寝かしてみる。
 がっしり固定された手首を解放してあげる。
 そうすることにより、バックハンドでも腕全体の可動範囲が大きいことに気がつく、かもしれない。
 最初はゆっくりスイングしてみる。
 ボールの曲面に沿ってラケットを回す。
 前に飛ばしたければ打ちたい方向にフォロースイング。
 下回転を持ち上げたければそっとしたから上に撫でるように打つ。
 弾きたければ球の反発を意識してちょいと手首で弾く。
 どれも手首を固定していては難しい動きである。
 手首を使うというか、連動して動くというか。
 

 
 信じるか信じないかはあたな次第