私は設定マニアだ。
 設定するまでが楽しく、設定が終わると熱も冷める。
 これでピンとくる方はお仲間だ。
 分からない方にちょいと具体例を書いておく。
 読めば、ますます分からなくなるかもしれないけどね。

 例その1
 自作PCの調子が悪い。
 早速設定マニアの血が騒ぐ。
 PCの状態を調べるソフトをあれこれ入れて原因究明。
 どうやらCPUの温度が高すぎて、ある一定の温度に達したときにおちてしまう。
 今はネットで何でも調べられるからね。
 効率の良いCPUクーラー調べて付け替えて、CPUも変えて、バイオスの設定いじって。
 原因は設置場所が狭すぎて空気の流れが悪かった、とかね。
 安定して動くようになったけど、他にメインPCあるからあまり使わなかったり。
 

 例その2
 憧れのPC110を手に入れたぞ。
 こいつにはフルパッケージのPC-DOSが付いている。
 だけども何だかDOSって面倒くさい。(いつの時代だ)
 MacやWindowsに慣れてしまっているから尚更だ。
 さあ環境構築だ。
 まずは使い易いファイラーを探さないとね。
 やっぱFDでしょ。
 環境変数がとか、パスを通してとか。
 おや、PCカードを挿すとWindows3.0を動かせるらしいぞ。
 各種ドライバーはネットの海から探すのだ。
 起動したときは感動したね。
 起動しただけで満足して飾っておくだけだったけどね。

 例その3
 流行のPDAを買ったぞ。
 PalmPilotだ。
 英語版しかないからこいつで日本語を扱えるようにするのだ。
 山田さんの作ったJ-OSを入れるらしい。
 動いたけどメモリーが足りないぞ。
 増設メモリーが29800円、だったかな。
 これで日本語ばっちり。
 データベースソフトもあるのね。
 それならマックのFileMakerと連携させて、とコンジットは有料なのか。
 Palmは延々と設定することがあるから楽しみも尽きないな。
 その後も何台も何台も新機種を買ったけど、いつものようにソニーが撤退して終了。
 未練がましくスマートフォンにPalmエミュを入れているけどね。

 例その4
 最近のスマートフォンは買ってそのまま使っても何の問題も無い。
 だからつまらない。
 設定させて欲しい。
 パソコンもそう。
 買ったらすぐに使えるくらい完成度が上がってくると、興味も失せる。
 単なる道具になる。
 特にiOSはそう。
 ジョブスの目指した世界はこれだったんだね。
 パソコンはブラックボックスにして中身なんかに興味を持たせない。
 提供されたまま使うのが正しい使い方。
 そりゃパソコン雑誌も無くなるわな。


 さてここで突然卓球の話。
 あれこれ用具を試す人は、私と同じ設定マニア、あるいは環境構築マニアかもしれない。
 ラケットもラバーも星のようにあるぞ。
 最高の組み合わせはどれなんだろう。
 山のように用具を買い込み、新製品が出たら買い、評判が良いと買い、その内海外にまで手を伸ばし、貼っては剥がし貼っては剥がし、打っては剥がし打つ前に剥がし、そして満足できる組み合わせを手にする。
 何という達成感。
 自分だけの最高の1本を手にしている満足感。
 そしてこう呟くのだ。

 これでやっと安心して、次の組み合わせを試せるぞ。