粘着ラバーに憧れて、あれこれ購入するも、いまいち使い方が解らない。
 粘着ラバーってむしろ回転がかからないんじゃないの?
 新たな迷宮に迷い込む前に、今まで得た情報を自分なりに整理してみようかと思う。

 まず回転をかけるためには二つの要素があるらしい。
 一つはシートの引き攣れから復元する過程で生じる回転。
 もう一つは擦ることによって生じる回転。
 これは間違いなさそうだ。

 引き攣れから生じる回転の場合、軟らかいシートの方が弱い力でも引き攣れる。
 軽い力でも回転をかけることが出来るが、すぐに引き攣れが上限に達してしまうため
 一定以上の力をいれても回転の限界がすぐにくる。
 
 一方硬いシートの場合、弱い力では引き攣れが発生せず回転を与えにくい。
 強い力を加えるとシートが変形し回転がかかる。 
 硬いシートの変形上限にはなかなか達せず、力を加えれば加えるだけ回転がかかる状況が続く。

 擦ることによって生じる回転の場合について考える。

 遅いスピードで擦った場合、回転がかかるより、ラケットと垂直方向へ飛び出す方が早いため、
 いくら引っかかりがあっても回転に結びつかない。
 この状態で回転しているとすれば、引き攣れから生じる回転の割合が大きい。
 スイングスピードを上げていくとどうなるか。
 ボールとラバーの摩擦をスイングスピードが上回り、いつかスリップしてしまう。
 シートがボールをグリップできず、上滑りしてしまい、ボールが落ちてしまう。
 この段階に達してはじめて、シートのグリップ力が生きてくる。
 粘着ラバーの粘着が意味を持つのはこのレベルからではないか。
 

 眠くなってきたので 続きは明日