卓球は見るよりやる方が楽しいので、あまり熱心な観戦者では無いのだが、今回は衝撃を受けたので記録として残しておく。
 8/8夜福原愛選手の試合が終わり、そのままテレビを見ているとちょっと他の選手とは違う動きをしている年配の女性が映り目を奪われた。
 中ペンの反転スタイルで、足はほとんど動かさず、離れた球も手を伸ばして手だけで打つ。ミドルにきた球は粒高でコースをついて返球し、チャンスが来ると反転してドライブを打ち込む。きれいなフォームでもなく、フットワークを使うわけでも無く、それでも強い。ミスすると笑いながら愉快な動きをして何かしゃべっている。
 どこかで見たことある動き。というかしょっちゅう目にする。
 そう、公民館の卓球場で練習していると良く目にする年配のプレーヤーに似ている。
 たいていオリジナルのフォームとあまり動かない卓球で、ある意味芸術的な舞踊にも似た動きをする。ペン1枚ラバー同士の高速ドライブラリーを見たときには、もっと近くでじっくり見たいとさえ思った。
 そして強い。対戦したら間違いなく手も足も出ないであろう。 
 調べてみるとニ・シャリャンという選手は有名な人で、自分が勉強不足なだけなのだが、初めての試合観戦ですっかりファンになってしまった。ニ・シャリャン選手についての詳しい説明はきっと立野Bさんがしてくれると思うので待って欲しい。
 国際試合に出てくるトップレベルの選手は、多少の違いはあっても強さを追求する過程で同じようなスタイルになる。一方普段目にする草の根プレーヤーは実に多種多様なプレースタイルだ。
 今回の試合は世界トップレベルの選手に草の根プレーヤーの代表が戦いを挑み、後一歩のところまで追い詰めた、そんな試合に見えた(本当はトップレベル同士の試合)
 試合が終わって引き上げるニ・シャリャン選手はまるで勝ったかのような笑顔で、勝者である馮天薇選手は敗れたかのようなげっそりした顔であったのが印象的であった。