卓球迷宮地下1階

~貼ったり はがしたり また貼ったり~

カテゴリ: 卓球個人事情

 

その1 練習備忘録

 一週間ぶりの練習に行ってきた。
 今日のラケットはアクアセラスCNF。
 今日のラケットとか言っている時点で何か間違っている気がするが気にしない。
 練習の中でフォア打ちからバック打ちに切り返すとき弾いてオーバーすることが多かった。
 反射的に用具が悪いと思ったが、家に帰ってよくよく考えたらフォアグリップのままバックを打っていたので、そりゃ上に飛んでいってしまうわけだ。
 バックで打つときは親指を立てるなどして、きっちり被せないとダメである。
 切り替え練習の時は出来ても試合中ではそこまで頭が回らない。
 次の練習の時はそこを意識してやろう。
  

その2 急に浮上したラケット

 急にTIBHARのフォーティノフォースを思い出した。
 ダイニーマ素材で85gでアナトミックのラケットで、今まで数回しか使っていない。
 打球感はポコポコ系で軽い。
 フォアにQ1 バックにライガンスピンを貼る。
 多分良いはず。
 

その3 ブルーロックと空間認識力

 ブルーロックというサッカーアニメを見ている。
 子供達が好きだったイナズマイレブンの中高生向き版という趣で、それぞれのキャラクターがそれっぽいネーミングの能力を駆使して戦う。
 髪の毛の色と長さが気になるが、それ以外は結構面白い。
 主人公の能力は空間認識力で、これは同じサッカー漫画のGIANT KILLINGでは、主人公の椿が緊張が解けた瞬間フィールド全体を俯瞰してみることができる描写があるのだが、それに似ている。
 好き嫌いで言えばGIANT KILLINGの方が好きだが、それは私がもはや中高生ではないからであろう。
 私はその空間認識力が弱い、気がする。
 字が汚いのも絵のバランスが悪いのも車庫入れが苦手なのも音痴なのも恐らくそのせい。
 卓球はいつまでたっても上達しないし方向音痴だし人の顔を覚えるのも苦手だ。
 だが字を書くのも絵を描くのも歌うのも好きだ。
 もちろん卓球も大好きだ。
 さっき娘の入学書類に書いた私の文字と娘の文字がそっくりだと言ったら泣きそうな顔をしていた。
 「これ」と同じなんて納得がいかないと騒いでいたが、残念ながらそっくりだよ。


その4 力が抜けるネーミング テナリー

 盟友つじまるさんの軽い一言で気になりだしたテナリー。
 何年か前にも気になったときがあって、そこからしばらく意識の外にあった。
 私のように意図せず当ててしまうタイプには良さそうな形状で、何が何でもドライブを打たせる気構えを感じる。
 それにしてもテナリーという名前はどうなのか。
 ○○なり~というと「はんなり」とか「コロスケなり」とか品は良いけど強そうでは無い。
 大きなお世話であろうか。
 一番安いテナリーオリジナルはギリギリ6000円以内で買える。


その5 卓球の境界線 回転

 卓球は回転の球技とも言える。
 同じラケット球技のテニスは、卓球のラケットと比べれば巨大なので、上回転か下回転かスイングを見れば分かるしそこまで気にしない。少なくても私がやっていた頃は。
 一方卓球はサーブからして上と見せかけて下とか、下と見せかけてナックルとか、細かいフェイントをかけて相手を騙そうとする。
 ラケットもピンポン球もとにかく回転の影響が大きいので、相手の回転の向きと量に応じた対応が必要となる。
 この回転をどうするかが卓球の境界線ではなかろうか。
 私の通っている卓球教室ではそこまで回転を考える必要が無い。
 みな回転など気にせず楽しく打っている。
 回転を気にした方が楽しい人と、回転を気にしない方が楽しい人といった境界線を感じる。
 ラージボールの成り立ちを考えれば理解しやすいかも。
 私はどちらだろうか。


その6 新発売だよグレイザー
 
 バタフライの新ラバー、グレイザーが気になる。
 なんと言っても価格が手ごろだ。
 ディグニクスはついぞ手が出なかったが、グレイザーなら買える。
 初の予約に手が出てしまいそうだ。
 買うなら09Cだろうか。
 今からラケットにのり助さんを塗り込んで発売を待とう。
 それにしてもグレイザーという名前はどうなのか。
 「UFOロボ グレンダイザー」とか「カネヨ石鹸泡立ちクレンザー」とか卓球とは無関係な語が浮かぶ。
 これも大きなお世話か。
 

その7 もしも卓球教室に入れなかったら

 私の主な練習場所は県が主催している健康卓球教室だ。
 今までは簡単に継続できたのだが、来年度から抽選になった。
 確かに既存の生徒を優先していると、新規に入ろうとする人にとっては不公平なのでこれは致し方ない。
 致し方ないが、抽選に漏れても今更行くところが無い。
 つじまる師匠のお住まいが近ければ毎日でも練習出来るのに片道2時間ではそれも難しい。
 民間の卓球スクールで探すしか無いだろう。
 もし曜日と時間が合わなかったら、もう諦めるしかないのか。
 地元の卓球サークルはどうだろう。
 以前調べたときは、女性は初心者可、男性は経験者のみ、そして年齢制限あり、がほとんどだった。
 若い人ならいざ知らず、五〇過ぎのオジサンにとっては世間の風は冷たい。
 健康卓球教室を放り出されたら、行くアテが無いのだ。
 そうなったら練習は一度中断して、卓球のブログでも書くかなあ。
 今までの経験だけでも5年分くらいのネタがあるし・・
 
 と言うわけで書き始めたブログだったが、ため込んだネタも尽きてきたし、いい加減練習も再開したい。
 先日申し込んだ卓球教室の抽選はどうなっただろうか。
 7年連続で落選だったので、今度こそ当選すると良いのだが。
 
 

 
 
 
 
 
 

 
  
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 前回の練習で使ったVirtuoso offensive- ラクザXソフト Q1はとても良い。
 これで練習をすればきっと上手になる。
 だがちょっと物足りない。
 全力で打っても軽々と打ち返される。
 体力に自信が無い私としては、軽々と打ち返されると困る。
 せめて全力で打ったらとてつもない球が出て欲しい。 
 そのための用具を考えた。
 
 まずはラケット。
 威力を求めるなら神竜木体育謹製の神竜木10mm単板で間違いない。
 厚さ1センチのブレード、驚異の重量127g、木製バットのような極太グリップから繰り出されるスマッシュは、ピンポン球がまるでピンポン球のぶっ飛んでいく。
 ただ127gもあると貼るラバーが無い。
 両面マークV極薄でなんとかなるか?というレベルなので現実的には難しい。
 それならばガシアン ピュアカーボンできまりだ。
 使っている人が少ないcornilleauブランド。
 左利き用のデザイン(私は右利きだが)。
 木材11枚 特殊素材4枚というロマン溢れる贅沢な合板構成。
 それでいて83gという絶妙な重量。
 これにまさるラケットは無いであろう。

 フォアのラバーはどうしようか。
 テナジー05は当たり前すぎるし、ディグニクスは持て余しそうだ。
 ここはやはりテナジー25だろう。
 前陣特化型に最適化された性能。
 カウンターに威力を発揮する極太粒(カウンターなどしないが)
 テナジーという超メジャーラバーの安心感と、25だけに存在するマイナーラバーのspecial感が程よくブレンドされて、私の中の中学二年生がこれだと叫んでいる。

 バックも当たり障りの無いラバーにはしたくない。
 そうだな。
 バック粘着。
 これしかないだろう。
 かといってカチカチの粘着では無理なことは百も承知なのだ。
 そこで登場するのは狂飈8ー80。
 軟らかめの粘着でバック向きと説明に書いてある。
 台上もやりやすく、バックドライブもギュンギュン打てる、はずだ。

 早速ラバーを貼ったので明日の練習で試してこよう。
 もし良かったらここに感想を書く。
 もしそうでもなかったら、この記事はネットの深い闇の中に消えて、二度と皆様の前に現れることはないだろう。
 
 
 
 
  
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 今年はこんな企画を考えていた。

 「一年間用具を固定したら一体私はどうなっちゃうの?」

 世の92%の人にとっては噴飯物だろうが、私にとっては一大決心を伴う大企画だ。
 ラケットはなぜかカルテットLFCでフォアはテナジー25 バックはファスタークG1。
 もちろん最初は上手く扱えないだろうが、2023年12月8日くらいになったら、

 「何だ俺! ちゃんと使いこなしてるじゃん!!! 上手になってるじゃん!!!」

 って喜び驚いている予定。

 この用具にした理由もちゃんとある。
 カルテットLFC→ 私の可愛い手(短い指)には板薄のブレードが合う。
5.3mmのこいつなら間違いない。
薄いが素材4枚入りで弾みも確保。
使っている人がほぼいない希少性も良し。

 テナジー25→ 打てば入るテナジーは捨てがたい。
下がらないのでテナジー25がピッタリ。
05ではなく25ってところが良し。

 ファスタークG1→ ・・なぜG1にしたんだろう


 
 そして本日が2023年打ち始め。
 前回から1月くらい間が空いてしまったので不安しか無い。
 早速カルテットLFCを取り出し練習開始。
 フォア打ち、バック打ちは問題ない。
 ちょっと重いのが気になるが、頑張ればなんとかなる。
 何とかならないのが下回転サーブ。
 軽く当てたときの反発力が徒となって、どうやってもバウンドが高くなってしまう。
 比較的得意のはずのバックサーブも冗談のように大きなバウンドになって、ネットの遥か上を通過していく。
 私は悪くない。
 用具が悪いのだ。
 そういえばカルテットLFCは何回試しても私には合わないラケットで、台上とサーブは毎回上手く出来なかったではないか。
 早く気がついて良かった。
 これが何ヶ月も続けたあげくダメだったらダメージが大きすぎる。
 初日にすぐに気がつくとは、さすが私だ。
 早速家に帰って最適なラケットとラバーを探さなくては。
 やっぱり素材入りはダメだ。 
 純木5枚合板こそが王道だろう。
 スウェーデンクラシックにするかエキスパートパワーオールラウンドにするか、Virtuosoにするか。
 いやー、忙しくなってきたぞ。
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 せっかく正月期間に休みなので、是非正月セールに参加したいものだと考えていた。
 まずは娘に新しいスマホを買おうと秋葉原によったが開店前からえらい行列で心が折れ、何も買わずに高田馬場へ向かう。
 コロナが収まらないまま3年が経ってしまい、あれほど通っていたWRMもずいぶんご無沙汰である。
 というかWRMは本当に1/3から営業しているのだろうか?
 確かTwitterの片隅で書いてあったと思うのだが、ホームページを見ても告知が無い。
 恐らく客が集まりすぎないような配慮だろうと、恐らくB品ラバーは用意してあるだろうと、スタッフみんな大阪のイベントに行っているので恐らく単さんが店番をしているだろうと、もしかしたらB品ラケットが用意してあるだろうと推理して雑居ビルの階段を上った。
 狭い階段の上から明かりが漏れているのでホッとする。
 ちゃんと営業している。
 店内に入ると推理通り単さんが店番をしていて挨拶をしてくれた。
 他にスタッフ1名と、常連客が1名。
 数年前の人混みが嘘のような光景である。
 テーブルを見るといつもの?B品ラバーが用意してあるが買ったことのあるモノばかりで食指が動かない。
 そして残念ながらB品ラケットはない。
 もうラケットは必要ないので逆に良かった。と思っておく。
 そんなことより久し振りにあれこれ話を出来たのが大収穫だった。
 1時間近く居座ってしまったが、さて何か買わなくてはと店内を見渡しても今更買う物が無い。
 ハイブリッドMKは5300円くらいとあまりに高いし、LOKIのラバーはウーンどうなのだろう。
 ラザンターC48も気になったがテナジー25を買ったばかりだ。
 散々迷ったあげく何故かテンキョク3を買う。
 以前つじまるさんから頂いた中ペンに貼ろうかと妄想する。
 その後3人くらい客が入ってきた。
 以前は国際卓球とWRMを行き来している人も結構いたと思うのだが、そういう雰囲気は無い。
 コロナが収まればかつての賑わいを取り戻すのだろうか。
 ちなみにいつも暇そうな階下のケバブ屋さんも客で賑わっていてちょっとホッとした。
 買ったこと無いけど。
 

 その後国際卓球に寄ったがここもそれほど賑わってはいない。
 店頭の抽選会も無いしセール招待葉書の抽選も無い。
 抽選券をもらって後日発表形式なのでお祭り感覚とはほど遠い。
 ここは油断していると声をかけられるので、さっさとG1を買って退店する。
 
 最近はネットで買ってばかりだが、やはり店頭で直接買うのは楽しい。
 次来るのはいつかな、と考えながら高田馬場を後にした。
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前回の練習でちょっとだけペン持ちしてサーブをやってみたのだけどとてもやりやすい。
 水平に切れるから下回転もかけやすいし、細かい角度も出しやすいし、中指と薬指の腹で裏面を支えるので安定するしで言うこと無い。
 グリップをつまむので手首を使ってもラケットをすっ飛ばす心配も無い。

 かといってその後ずっとペン持ちだと全くダメダメなので、サーブの後は素早くシェークに持ち替えたい。
 試しにペンからシェークにさっと持ち替えようとしたのだが、グリップが引っかかって邪魔だ。
 反転どころの騒ぎでは無い。
 無理に試しても確実にラケットを放り投げてしまうだろう。
 解決策として思いつくのはラケットと手首をヒモで結ぶことなのだが、これはルール上ありなのだろうか?
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イメージ
  
 中ペンのシェーク持ちは良さそうだが、何度試してもすっぽ抜けそうで怖いのだ。
 左手を使って持ち替えれば何とかなりそうだが、あまり見栄えが良くない気がする。
 ハンドソウという選択肢もあるが、ハンドソウのバックは手首が痛くなるからなあ。
 「ペンからシェークへの華麗なラケット捌き動画 」をお持ちの方はご連絡を
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 今日は大晦日。
 大晦日と言えば振り返り企画だ。
 今年はどんな年だったっけ?
 こういう時こそブログの出番なのだが、2022年に書いた記事を一通り読み直したら書いた記事の少なさに驚いた。
 大きな出来事はほとんど何も無かったと言える。
 新たに購入したラケットは和の極み蒼とメイスアドバンスくらい。
 ラバーもリピートばかりで新商品には手を出していない。 
 それもこれもコロナウィルスと円安が悪いのだ。
 技術的には行ったり来たりで相変わらず安定の初級者をキープしている。
 そろそろ次のステップに進みたいのだが思うようにいかない。
 それもこれもコロナウィルスと円安が悪いのだ。
 
 2023年はきっとコロナウィルスも落ち着いて、またみんなで楽しく卓球をしたり食べたり飲んだりできるはずだ。
 このブログもいつまで続けるか分からないが、少なくとも卓球だけは楽しいものであって欲しい。
 来年も楽しく卓球が出来ますように・・・

 それでは皆様さようなら。
 良いお年を。

  
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 年末になって忙しくなると新しい用具が欲しくなる。
 本当は買う必要など無いのだが、卓球ショップのページを開いてはカートに入れたり戻したりを繰り返している。
 記事にはしていないのだが、直近で使ったテナジー25とカルテットLFCの組み合わせが良かったので、お古のテナジー25を新調しようかとも思ったのだが、いまさら25ってのも新鮮みが無い。
 そういえば最近はリピートばかりだ。
 今更のヴェンタススピードとかラクザXソフトとかマントラSとか。
 せっかくなら話題の新作ラバーとか、ちょっと前に流行って評判の良いラバーやラケットを買うべきなのかも。
 パッと頭に浮かんだのは・・・・
 ラザンターC48 なんか評判良かったと思う
 ディグニクス09C これこそ今さら? 高くて買えなかったが欲しい
 ラクザZ お買得っぽいがドイツ製粘着に警戒
 ハイブリッドMK ハイブリッドシリーズは苦い思い出
 V>20 Double Extra 気にはなっているが多分持て余すだろう
 マリンエキストラオフェンシブ いやラケットはもういらないでしょ
 
 こうして見てみると欲しくて欲しくてヨダレがでるほどではない。
 ラザンターC48とディグニクス09Cくらいかな。
 どちらも上手な人向けだし、ちょっと遊びで買うには高すぎる。
 なるべくなら4000円以下に抑えたい。
 だめだなあ、冒険心が失われているなあ。
 でも冒険するにも元手がいるんだよなあ。
 やっぱり25かな。
 全然4000円以下ではないし、ほとんどのラバーより高いな。
 ああ、太古の時代に卓球ショップが覇権を競って45%引きセールとか乱発していた時代が懐かしい。
 ある時を境にオンライン卓球ショップがカルテルを結んだようで、セール時の割引価格が35%上限で統一されてしまったんだよなあ。
 私はこれを「たくつうショック」と名付けているのはどうでもいいか。

 何かおすすめはないかねえ。
 レッドモンキーとかどうなんだろう。
 写真で見た感じだとレガリスとかアグリットとかマントラとかエアロックとかあの辺のゴムっぽい気がするなあ。
 何も買わないっていう大正解があるのは分かってるんだけど、それじゃつまらんでしょ。
 そうだ、こういう時のWRMか!
 と思って見たらまさかのハイブリッドMK推し。
 だがさすがはWRM。
 紹介文を読んだらしっかり欲しくなってきたぞ。
 上級者も使うけど「そうじゃない人」にもおすすめのラバーっていうのが上手い。
 ちょいと高いのが気になるが、候補に入れておいてやるか。
 私、えらそうだな。
 ゴールデンブレイクも気になるが、まあだいだいあんな感じだろう。
 良いラバーだと思う、きっと。
 WRMは今年も正月セールはやらないのかな。
 あの混雑でコロナは危険だというのはわかるが・・
 このままフェイドアウトしそうで心配ではある。
 
 危険を承知でハイブリッドMKを買うか、憧れのディグニクスに手を出すか、やっぱりテナジー25か、それともヴィレヴァン福袋でガッカリするか。
 悩んでいるうちに年が明けてしまいそうだ

 
 
 
 
 
  
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 明日は今年最後の練習日。
 そして次の練習日まで1ヶ月は空きそうである。
 最後の練習を満足して終われるように、用具を熟考するのだ。
 身の丈に合っているとか、扱いやすいとか、そういうのではなくて、ただ純粋に思い入れだけで選ぶとしたら、どのラケットになるのだろう。
 最初に買ったスワットか。
 憧れだったピュアカーボンか。
 黒檀ブレードが美しいエバンホルツか。
 個人輸入のVirtuosoか。
 破壊力満点カブリオレか。
 どれも捨てがたいが、思い入れ要素だけで考えたらカルテットLFCかもしれない。
 高い買い物だったにもかかわらず、全く使えないカルテットLFC。
 どのラバーを貼っても良かったためしのないカルテットLFC。
 きっと出来る子だと信じて何回も裏切られたカルテットLFC。
 その割には89gもあってラバーの組み合わせが難しいカルテットLFC
 ほかに使っている人を見たことがないカルテットLFC。
 だがカルテットLFCにはロマンがある。
 特殊素材4枚入りというだけで何だかワクワクしてくる。
 そして極薄5.3mmのブレード。
 ナニカやってくれる気配だけは濃厚にある。
 
 だがカルテットLFCに貼るラバーはどうするのだ。
 確か硬い粘着は打球感が合わなかった。
 軟らかいテンションラバーもダメだった。
 程よい硬さのテンションラバーが合うというのが結論だったような。


 
 ここまで書いて寝落ちしてしまった。
 気がついたら朝ではないか。
 カルテットLFCどころではない。
 急いで朝ご飯を食べて練習に行く。 
 ラケットは・・
 なぜかメイスアドバンス?

 
 
  
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 こうしてブログを書いていると、非常にまだるっこさを感じるときがある。
 それは卓球のフォームについて書いているときだ。
 例えばドライブの打ち方を文章で書こうとすると
 膝を曲げて、腰を右に回して、右手を引いて、後ろ重心にならないように、手だけで打たないように下半身の力をラケットに伝えるように、手首は使わず、でも使って、フォロースイングはラケットが額に、あるいは左耳まで、重心は右足から左足に・・・
 これだけ書いても情報量が全く足りないし伝わらないし、書いている方もつまらない。
 こういう時動画で見本を示せればほんの数秒で事足りる。
 それは分かっているのだが、見本を示すほど上手では無い。
 それならば絵だ。
 動画には劣るが文章よりはマシである。
 ただ残念ながら絵心がまったくない。
 そう思って今流行のAIに期待したのだが、そもそも卓球に関する基礎データが少ないらしく、卓球のラケットをまともに描いてくれない。
 

 それならばイラストの練習をして自分で描くしか無い。
 ところがやっぱり予想通り茨の道で、 突っ立っているだけならともかく卓球のスイングを描くなど夢のまた夢である。 
  なんで人間の手の指とか足とかってあんなに複雑なのだろうか。
 人間の手足がドラえもんのように丸かったらどれだけ平穏だっただろう。

 下のイラストは犬千代をモデルにドライブを描こうと試みたものである。
 背景の体育館らしきモノはAIによる描画だ。
 さすがに恥ずかしいのでこの記事自体すぐに消してしまうと思うが、描いているときは結構楽しかったことを告白しておこう。
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 遠くカタールの地で奮闘を続ける日本代表を応援していると、土埃と汗の匂いにのってあのむせかえるような夏の日の記憶が蘇る。
 中学三年生で二軍の補欠という素晴らしいポジションにいたサッカー少年は、首までずっぽりとぬるま湯に浸り、使うアテの無い必殺技の開発に余念が無かった。
  最後の大会に向けて追い込みをかけている同級生達を横目に見ながら、全く生産性の無い無駄な技術の習得に全力を尽くしていたサッカー少年=私は、まさに中学生男子そのものであった。
 思い出の中にある綺羅星のような必殺技の数々・・
 「後ろ回し蹴りディフェンス」 
 「後ろ回し蹴りボレー」 
 「空中二段蹴りボレー」 
 「1人時間差ディフェンス」・・・

 そしてひときわ思い出深い、どこまでも高く真上に蹴り上げる「打ち上げ花火」
 真夏の空に向かってただひたすらにボールを蹴り上げる冴えない二軍の補欠軍団を、後輩達はどのような目で見てたのだろう。
 その真実は、私の卒業後にサッカー部に入部した弟から聞かされることになるのだ。
 
 このように私の中学生生活は愚かで下らない活動で終始していた。
 下らないことが素晴らしいことだった。
 あの頃卓球部だった友達達も、同じように必殺技の開発に勤しんでいたのだろうか。
 何十年も会っていない彼らに会って話を聞いてみたくなった。
 
 

 
  
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